社会人前夜:(前編) 1999年の就職活動
わたしが東京大学経済学部を卒業して社会に出たのは、2000年の春です。就職活動は1999年。俗に就職氷河期のどん底と言われる時でした。
1998年に長銀が破綻してメガバンクの統廃合が進み、日本全体に先行き不透明感が漂いはじめた時期でした。従来、官僚・金融・商社その他が1/3づつという構成だった経済学部生の進路先も潮目で、それまで異端だった外資金融やコンサルに行く学生が増えていました。
若い世代にとっては、なにそれ?って感じだと思いますが、当時、誰もがネタとして知っていたの