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僕が龍だった時

ヨーヨーはよく「僕が龍のとき」の話をする。

下敷きになっているのはDisney映画の「ラーヤと龍の王国」で、それに「鬼滅の刃(なんか難しい漢字の技)」「ポケモン(バトルの進行)」のエッセンスがまぜこぜに加わり、

「海辺に住んでいた」「人気のおでん屋さんだった」的なほっこりした設定から、「天候を操ることができた」「520年生きて世界を平定した」とかの大河的設定まで、

ロンドンにきてから学校送迎の時に毎日のように「僕が龍のときね…」というとりとめのない話をされたものだ。

うん、うんと聞いてると永遠に続くので、ついにわたしは「ママは龍のときの話より、今の人生で、今日どんなことがあったかが聞きたい。龍のときの話はノートに書くようにしてくれる?」とノートを与えた。

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40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

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