僕が龍だった時
ヨーヨーはよく「僕が龍のとき」の話をする。
下敷きになっているのはDisney映画の「ラーヤと龍の王国」で、それに「鬼滅の刃(なんか難しい漢字の技)」「ポケモン(バトルの進行)」のエッセンスがまぜこぜに加わり、
「海辺に住んでいた」「人気のおでん屋さんだった」的なほっこりした設定から、「天候を操ることができた」「520年生きて世界を平定した」とかの大河的設定まで、
ロンドンにきてから学校送迎の時に毎日のように「僕が龍のときね…」というとりとめのない話をされたものだ。
うん、うんと聞いてると永遠に続くので、ついにわたしは「ママは龍のときの話より、今の人生で、今日どんなことがあったかが聞きたい。龍のときの話はノートに書くようにしてくれる?」とノートを与えた。
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