見出し画像

ロンドンでいい暮らしをするために日本に出稼ぎに戻るという発想

4月!日本では新年度始まりの節目だね。ヨーヨーとあーちゃんも本来なら小学3年生と年長さん。

英国の新年度は9月からだが、4月頭の2週間はイースター・ホリデイ。まわりの日本人家族は高い確率で旅行に出かけているけど、うちは珍しくこの休みは英国内にとどまっている。

ぎゅうちゃんは仕事。ヨーヨーはほぼ毎日、サッカーかクリケットのキャンプ。私はあーちゃんと一緒に美術館や公園に行ったり、家の大掃除をしたりする。

一年で引っ越そうと思っていた狭いフラットだが、住み慣れてしまったし、同じ建物で希望の間取りの部屋は月額家賃が£5,500(90万円超え)なので、もうしばらくここで暮らすことに決めた。すると、色々居心地良くする余地があることに気がついて、ダンボールで何とかしていた収納を中心に、大改造を試みている。

先日、日本人の友達3人とランチしたが、そのうち一人がグローバル展開するコンサル会社で働いていて、東京オフィスからロンドンオフィスに移籍するにあたって「お給料は換算レートつかって日本と変わらない水準」と言っていた。生活費は1.5倍以上だし、税金もガッツリ持ってかれるのに割に合わない。ロンドンでは金融業界の地位が高くてコンサルは低いというのもあるのかもしれない。でも「新卒の子たちに聞いたら、英国人でもみんな暮らしていけないからルームシェアか実家住まいが基本みたい」とも言っていた。確かに、セントラルロンドンの家賃は東京の2倍以上の相場感だもの。

先日の隣人の話ではないけれど、ロンドンには、安い給料でも喜んで働く優秀な人が、世界中から集まるのだ。

ここから先は

1,361字
40代半ばで夫婦はじめての海外暮らし。旦那は一年の私費留学を終え、現地で仕事開始。7歳と4歳で渡英した子供二人はバイリンガルになれるかな?表では書けないニッチな話や個人的な考えも盛り込みつつ、ワンコインで月に20本前後をお届けします。購読中はマガジン内の過去記事(200本以上)もすべて読み放題です。

荒野暮らし

¥500 / 月 初月無料

さまざまな調査で世界都市総合ランキング1位に輝くロンドン(2023年)。広い公園、無料の博物館、毎夜くりひろげられるウエストエンドのショー…

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?