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フランスと言うテーマで、これまで体験した話や、日本とフランスの違いを語ります(^^♪ …

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フランスと言うテーマで、これまで体験した話や、日本とフランスの違いを語ります(^^♪ 別にフランスに興味が無い人も、ただulalaに共感してくれる方や、応援してくれる方が購入していただければうれしいです。ブログはこちら→http://www.franceplusplus.com/

マガジン

  • 日本的思想とは何か

    フランスのことを勉強し、日本のことを勉強していけばいくほど、ほんとうに日本はとてもオリジナルな国なのだということが見えてきました。 日本は、植民地にはならなかった結果、独自の独立世界を維持したのです。 そのように西洋の思想をベースにすることなく、独自の思想をベース培われてきた西洋とは違う日本の独特な考え方などを、私は、「日本的思想」と呼んでいます。 このマガジンでは、その「日本的思想」とはいったいどのようなものかについてまとめました。

  • フランスの実世界を描く「差別と認定されない差別」

    普段は表では言わない「フランスで実際体験したことシリーズ」 社会人用コースに通った時の話。 このフランスに深く根を下ろす、「見えない差別」に置かれている人たち。 コースでは、その存在をはっきりと認識することになった。 こんな理不尽な状況がなぜ起こっているの?なぜ誰も止めないの?そしてなぜ誰も文句を言わないの? 少なくとも日本では経験したことがなかった世界のお話です。登場人物が仮名な以外、全部本当にあったことです。

最近の記事

【2023年版】フランスのグランゼコールとは何か?詳しく説明します!(大学との比較、プレパとは?など基礎編)

フランスは、世界的にも独自の教育システムで運営されています。このフランス教育システムは、アメリカに大きく影響を受けて作られた日本のシステムとはかなり違い、よく理解できないときがあるってことありませんか? 例えば、「グランゼコール」 こんな教育機関が身近ではない日本人にとってはとてもわかりにくいもの。 そのせいで、グランゼコールを、 異様に神格化 大学と混合して誤解 留学するにも同等レベルの学校にいけない なんてことがおこっています。 ということで、この記事では

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    • なぜこのように、西洋では無意識に差別するようになったのか?

      前回の記事では、 「日本においては、西洋で感じるような黒人に対する人種差別を感じることはあまりありません。」 ということで、フランスでは、どんな差別に会っているのかを、実体験したことを書きました。 今回の記事では、その差別は、どういう経緯でフランスで培われてきたか? また、あきらかにそれは人種差別されているがために起こることなのに、差別を受けている側がその状況を受け入れてしまい、さらに奴隷化していることの危険性について説明したいと思います。 かなり長文になりますが、

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      • フランスと日本の差別の根底の違い

        先日、↓このような記事が出ていましたが、ほんとうにその通りだなと思いました。 日本においては、西洋で感じるような黒人に対する人種差別を感じることはあまりありません。 そんなことを言っても、頑固に「日本人も人種差別をする」と、しつこく言ってくる方がいるのですが、もちろん人によりますし、完全に無いとは私もいいません。 でも、大多数の日本人の中には、フランスで感じるような人種差別をする方はいないと感じるんです。 人種差別と言うよりも、それは、どちらかと言うと「一緒に日常を過

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        • 【お知らせ】有料マガジンを停止します

          大変残念なお知らせなのですが、 今月をもって有料マガジンを停止させていただきます。 2年以上続けて、今、停止するのが残念でしょうがないのですが、 理由としましては、 (ここから先は、マガジンをお読みの方宛ての内容となります)

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        【2023年版】フランスのグランゼコールとは何か?詳し…

        • なぜこのように、西洋では無意識に差別するようになったの…

        • フランスと日本の差別の根底の違い

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        • フランスの実世界を描く「差別と認定されない差別」
          5本
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        記事

          マスコミが言うように、日本は女性がひどく差別されている国なのだろうか2?「日本とフランスの女性の扱われ方、立場の違いを探る(3)」

          すごいニュースが飛び込んできました。 そう、 スペインで「生理休暇」が認められたのです! なんと、この快挙はヨーロッパで初めて! 日本から遅れること 76年! ようやく、日本に追いつきました。 スペインのイレネ・モンテロ男女共生相は「フェミニストの前進にとって歴史的な日だ」とツイッターに投稿してこの法案可決を喜びました。 日本では「生理休暇」は、1947(昭和22)年に制定された「労働基準法」の第67条としてすでに施行されていますが、ヨーロッパなどの国では考慮

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          マスコミが言うように、日本は女性がひどく差別されている…

          「フランスで生き残るために知っておきたいこと~職業訓練コース編~ 後編」 #ulalaの視点 #フランスで学んだこと

          「フランスで生き残るために知っておきたいこと~職業訓練コース編~ 前編」では、 フランスでの「弱者」、特に外国人が生きるのは、とても大変だというお話をしましたが、 今回は、そんな中でもフランスで生き残ってい行く方法を中心に書いていきたいと思います。 今回の職業訓練コースで得た教訓とは? この記事が、何かの気づきになったり、何かのお役に立てれば幸いですm(_ _"m) 戦い続けられる人だけが生き残れるフランス

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          「フランスで生き残るために知っておきたいこと~職業訓練コース編~ 前編」 #ulalaの視点 #フランスで学んだこと

          フランスで生活していくのは、本当に、思ったより大変なことだと知っていますか? フランスの生活は、キラキラ°˖✧◝(⁰▿⁰)◜✧˖°キラキラ って話ばかり聞かされて、実際フランスで生活してみると、そんなこともなく、ってたどっちかと言えば大変なことが多く、 しかも、 フランスの田舎暮らしで、 アジア人という一番差別されやすい外国人、 そして結構年取っている女性なのにもかかわらず技術系 そんな風に、ただでさえ生きるのが難しいフランスで、 最高に無茶な挑戦を続けてきました

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          フランスは階層社会っていうけど、それはいったいどういったことなのか?

          フランスに来て一番驚いたことは、社会が明確に「階層」で別れていることです。現在では、 1980年代に教育の大衆化が始められ、多少はその階層の違いも薄れてきましたが、それでもまだまだ違いが色濃く残っています。(もちろんそれは英国や他の国でも残っていますが、いつも言っていますが、私はフランス専門でお話をしているため、フランスのこと限定で続けさせていただきますね。) 日本では、1870年に明治政府が公家・大名を華族かぞく、武士を士族、百姓・町人を平民とし、四民平等といって天皇とそ

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          W杯日本人サポのゴミ拾いは「掃除人の仕事を奪う」って考え方は古すぎる!(日本とフランスの掃除の歴史比較(後編))

          以前、フランスのネットを中心とするメディア「BRUT FR」が、日本の子供が学校で清掃する姿を見て、感心して紹介したことがありました。 すると、そのことに対し、子供が学校で掃除することに、奴隷と言う言葉を持ち出してくる人が現れたのです。 え~~∑(゚Д゚; )掃除することは、奴隷?! ・・・びっくりです。 この奴隷の話に関連しますが、日本のサッカーのサポーターが清掃をしている姿や、日本人がパリを清掃し始めた時、一部のフランス在住の日本人の中に、 「迷惑だ」 と言う

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          W杯日本人サポのゴミ拾いは「掃除人の仕事を奪う」って考え方は古すぎる!(日本とフランスの掃除の歴史比較(前編))

          フランスで教育を受けたという舛添要一氏が、ツイッターで「清掃を業にしている人が失業してしまう」「日本文明だけが世界ではない」と発言していて、読んでてすごいげっそり(ヽ''ω`)してしまいました。 はっきりいって、舛添要一氏の知っているフランスは、 ちょっと古いフランスすぎやしませんか? しかも今回はカタールの話をしているのに、どうして大昔のフランスの考え方を話すのか意味がわかりません。すべてをごっちゃにするべきではないのではないでしょうか。 実際の話、現在のフランスで

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          革命の国フランス、戦うことを要求されるフランス

          フランスは、よく「革命の国」と言われますが、フランス革命自体は結果的に失敗だったとしても、「フランス革命」がフランスを象徴する出来事であったことは間違いないと言えます。 なぜなら、フランスは「常に戦うことが必要」な国だからです。 フランスは、戦わないと生き抜いていけない国 民主主義も戦って手に入れた。 男女平等へ第一歩も戦って手に入れた。 労働者の権利も戦って手に入れました。 そう、常に戦うことで全てを成立させてきました。 反対に言えば、フランスに住むのならば、

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          フランスの「女性」に対する考え方はどのようなものだったのか?「日本とフランスの女性の扱われ方、立場の違いを探る(2)」

          前回は、フランスと日本との女性に対する考え方の決定的な違いを、岡本太郎さんが感じたことを例にあげて説明しました。 岡本太郎さんがオリジナルを探していく中で、その鋭い感覚でフランスと日本の女性に対する考え方が完全に違うことを理解して、それを芸術として表現したのはほんとうにすごいなといつも感心する点です。 当時は、日本しかしらない芸術家たちにまったく理解されていませんでしたが、実際、その岡本太郎さんが気が付いた違いはその後もフランスと日本の違いとしてずっと残っていったのです。

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          フランスの階層社会:ノーベル文学賞作家アニー・エルノー氏の作品から考える

          10月6日に、フランスの作家アニー・エルノー氏がノーベル文学賞を受賞しました。 エルノー氏は、フランスでは完全に左派を貫き通している人物で、文学賞の多くは左派に所属している人が多いのも否めませんが、しかし、日本でも12月2日に全国公開されるエルノー氏原作の『あのこと』で描かれている内容は、フランスの歴史的にも興味深いものです。 『あのこと』は、エルノー氏の小説『事件』をもとに製作された映画です。 ↓短編小説『事件』の日本語版はこちら 1963年、中絶が違法だった時代の

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          マスコミが言うように、日本は女性がひどく差別されている国なのだろうか?「日本とフランスの女性の扱われ方、立場の違いを探る(1)」

          2022年最新ジェンダーギャップ指数を見ると、フランスは15位。日本は116位と下から数えた方が早いほどの順位となっています。 このジェンダーギャップの順位は、低ければ低いほど男性優位社会(女性差別社会)であるとされていて、順位が出る度にメディアがこぞって日本は女性差別の国とさわぎはじめるのですが、 いつもこの様子を見ながら思います。 ほんとうに、日本は女性がひどく差別されている国ですか? 実感とジェンダーギャップの順位が大きくかけ離れすぎていて、疑問しか浮かびません

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          フランスには専業主婦がいるのか、いないのか?

          大昔、日本にまだ住んでいた時、フランスについて語られていたことがありました それは、 「フランスには専業主婦はいない。いてもすごいバカにされる。フランスの女性はみんな働いている。」 ということでした。 この当時はインターネットもそこまで発達していない時代でしたので、このようにメディアや雑誌で言われていていることを事実と思っていたのですが… でも、フランスに来たら実際は違っていました。 フランスに専業主婦がいない。そんな世界は存在しなかったのです。 私がフランス到

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          フランスには専業主婦がいるのか、いないのか?

          以前問題になったサッカーのデンベレ選手とグリーズマン選手の発言は、人種差別者の発言だったのか?教育の違いからの発言だったの?

          前回の記事、 は、今までのフランスのイメージをぶち壊す内容の超現実フランス社会の様相で、引かれた方も多かったかもしれませんが、 今回はこの記事で書かれた環境を踏まえて、 今一度、2021年に7月に大きな非難が起きたサッカーのデンベレ選手とグリーズマン選手の発言について、補足の説明をしていきたいと思います。 サッカーのデンベレ選手とグリーズマン選手の発言の詳細と、当時の私の意見と社会の反応はこちら↓にまとめられていますので、ぜひ、一読ください。 このデンベレ選手とグリ

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          以前問題になったサッカーのデンベレ選手とグリーズマン選…