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【思い出し旅行記】47分の…①行きたかった広島編

どうでもいい文章を書きたくなったので、47都道府県のうち何県に行ったことがあるのか?を振り返ることにしました。

私の記憶の片隅から引っ張って書いているので、当時の写真はありません。
ガラケーの衰退とともに写真データが消えましたので。(なので、トップの写真もみんフォト様からお借りしました。)

20歳までに行ったことのある都道府県(「訪れたことがある」「住んだことがある」をカウントし、通過した県についてはカウントしない)を数えたら、なんと47分の17でした。

「思っていたより多いな!?」と驚いたのですが、遠方に親戚がいることがひとつの要因かもしれませんし(結婚式で行った)、小・中・高の社会科見学や修学旅行で意外と県数を稼いでいたことも大きいです。
全て公立校でしたが、家族旅行をしない家庭に生まれた私にとっては有り難い体験をさせてもらっていたのだなぁ・・・としみじみ感じます。

働き始めて少しだけ貯金が出来るようになった年齢あたりから、日本国内を旅するようになりました。
とはいえ、そんなに余裕のある生活ではありませんでしたので基本的に青春18きっぷでの旅行です。

どうしてもこの年に行かねばならない!と思って2012年に訪れた県が広島県です。
尾道まで青春18きっぷで6時間くらいだったでしょうか・・・。
尾道には以前から憧れていて一度行ってみたかったので一旦下車しました。訪れたのが8月後半だったのですが日傘をしていても暑かったです。
ベタに千光寺と浄土寺に行って、海の近くに座ってもなかアイスを食べて、猫ちゃんと戯れてから(この時すでに夕方だったので猫ちゃんによく出会いました)尾道から広島へ向かいました。

尾道~広島間が思っていた以上に長く、青春18きっぷの洗礼を受けました。「広島駅でお好み焼きディナーにしよう!」と思っていましたが、あまりにも疲れすぎていたのですぐ宿泊先に向かい寝ました。この時の勤務先の福利厚生で、広島駅から徒歩圏内の宿でも4000円くらいで宿泊できたと思います(多分2023年現在だったら考えられないくらい安いですよね・・・?)。

翌日は宮島フェリーにのって、厳島神社へ行きました。

2012年は「大河ドラマ平清盛」が放送されていて、その世界観に夢中になっていた私は、とにかく広島の大河ドラマ館に行きたかったこと、そして海に浮かぶ大鳥居を是非とも見たいと思っていたので朝から異常に興奮していました。

宮島には朝9時くらいについたのですが、赤いTシャツ(黒だったかも)を着た方々がカメラを持って動き回っていました。
よく見ると背中に「大河ドラマ 平清盛」の文字が書かれており(ドラマのロケ隊・・・!)とさらに興奮しました。
こそこそとロケ隊の様子を伺っていると、お土産屋のおばちゃんが「さっきまでこの辺で撮影してて、俳優さんがいらっしゃったのよ」と私に教えてくれました。
なに~~!!「松山ケンイチさんですかッ!?それとも上川隆也さんですかッ!?」と食い気味に聞きたい気持ちもありましたが、もう撮影が終わったということがその言葉でわかりましたので、ロケ隊を尾行するのはやめて、大河ドラマ館へ赴きました。大河ドラマ館では、一人旅の私を見かねてか(?)近くにいたご夫婦が、私と、清盛に扮した松山ケンイチさんの等身大パネルとのツーショットを撮ってくださいました。

厳島神社にも参拝し、大変楽しい時間でした。あなごめしと、清盛サイダーをいただきました。
宿泊先に戻るために、夕方にフェリーに乗ると小雨が降ってきました。帰りのフェリーから見えた遠ざかっていく大鳥居が美しく、当時の清盛一族の勢力の壮大さを感じました。
翌日は広島駅でお好み焼きを食べ、関西に戻りました。最後の一日は、ほぼ電車に乗っていて、移動だけで精一杯でした。

その1年は私の中で「清盛フィーバー」が続き、関西に戻ってからもドラマ視聴のみならず清盛関連の展示を楽しみました(壇ノ浦で平家一族とともに入水した安徳天皇に関する展示を関西のどこかに見に行ったような?)。

大河ドラマ平清盛は、視聴率があまり振るわなかったと聞いていますが、個人的には俳優さんたちの熱い演技に毎週心を揺さぶられ「海の底の民(注:「海の底にも都はございましょう」と言う二位尼(平時子・・・演:深田恭子さん)のセリフに由来する清盛大河ファンの呼称)」としての1年間を過ごさせてもらいまいした。
最終回はしばらく泣いて、そのまま立ち上がれなかった・・・。

そして、その10年後の2022年、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」で、再度日曜夜8時に大フィーバーする日々が訪れるのですが、このときには知る由もありませんでした。私、源平合戦が好きなのね。知らなかった。

さて、次は、長野編です。松本~上高地~長野市をお届けします。


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