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5月8日は「ゴーヤの日」、苦みを消して美味しく食べよう!

5月8日はゴーヤの日です。

語呂合わせで「ゴー(5)ヤ(8)の日」なのに加え、5月から沖縄では出荷が増えることから、1997年に沖縄県とJA全農沖縄経済連により制定されました。ゴーヤは地域によって「ゴーヤー」や「ニガウリ」と言ったり、九州では「レイシ」と言ったりもします。


■ゴーヤが苦い理由

「ゴーヤの苦みが苦手」という方、少なくないですよね。
ゴーヤが苦く感じるのには2つの理由があります。

1. モモルデシンという苦味成分
ゴーヤは、モモルデシンと呼ばれる苦味成分を含むことで、動物から食べられるのを防ぎます。モモルデシンは、ウリ科植物に広く含まれる成分で、抗菌・抗炎症作用や血糖値の上昇抑制効果などが期待されています。他にも苦み成分としてはククルビタシンというのも含まれていますが、比率はモモルデシンの方が多くを占めるとされています。

2. 未熟果であること
ゴーヤは、完熟前に収穫される未熟果です。完熟果になると苦味が弱くなりますが、食用としては柔らかくなりすぎてしまうため、未熟果のまま収穫されます。


■ゴーヤの苦みを消す方法

ここで知りたいのが苦みを消す方法。
「塩もみ」「湯通し」「薄く切る」「水にさらす」など、苦みを取る方法は様々ありますが、今回は八百屋がオススメする抜群の苦みを消す方法をお教えしたいと思います。

塩と砂糖のWパワー
オススメするのは「塩と砂糖」!
苦み成分のモモルデシンは水溶性なので、塩で揉むことにより傷ついた細胞膜から水分と共に流れ出ていきます。ですが、完全に苦みを取り除けるわけではありません。
では残った苦み成分をどうするかというと、「砂糖」で緩和します。
砂糖の「甘味」は「苦み」と相性が良く、イメージとしてはコーヒーに砂糖を入れるのと同じです。砂糖の甘みがとがった苦みをマイルドにしてくれます。

塩と砂糖を使った苦みの抜き方
1.カットしたゴーヤに、塩と砂糖を1:2の比率で入れてよく揉みます。
2.10分程放置します。
3.水分が出てきたらゴーヤをよく絞って完成!

これだけで苦みが子供でも食べやすいくらいに消えます。
それでもまだ気になるという方は、調理の材料として「コク」のあるチーズや「旨味」のあるツナを加えると良いかもしれません。味噌と砂糖で甘じょっぱく仕上げても美味しいですね!

■ゴーヤの旬は6~8月

ゴーヤの旬は夏!旬は栄養価が高く、味もひときわ美味しいです!
ぜひ今年はひと手間かけて、ゴーヤの美味しさを楽しんでみてくださいね。

以上、ゴーヤの苦みを消す豆知識でした。


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