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放課後の過ごし方 baby sitter編

モザンビークでは「エンプレガーダ」というお手伝いさんを雇う人が多いです。私もこちらに来てすぐに、知人の紹介でお願いしたのですが、ポルトガル語しか話せないエンプレさんのため、どうしてもコミュニケーションにネックが。子どもも懐かず、シッター業務を頼むのは困難でした。

仕方がないと諦めて約半年、きっかけは子どもの学校の友達が、英語の話せるシッター(ナニー)さんを雇い始めたこと。聞けば、同じく英語が話せる妹がいると!すぐに紹介してもらい、雇い始めて2ヶ月経ちましたが、すごくいい感じです。

★やってもらっていること
・家事(皿洗い、アイロン、洗濯物たたみなど。)
・子どもとの遊び(放課後13-18時で必要な時に適宜。レゴ、お買い物ごっこなど。4歳かつ室内遊びが好きなので、1対1でも楽しそうに遊んでいる。これがもう1年先だと少し難しかったかも?)
・習い事の送迎・付き添い

★気をつけたこと
・ Facebook等でのコミュニティを通じてナニー探しもしたが、約束の日に来ないなど信頼性に欠けた。こちらでは人づてで紹介してもらうのが一番確実。
・子どもには、「お手伝いさんがくる」ではなく、「一緒に遊んでくれる人がくる」ということで紹介。このおかげか(?)初めてきたときから喜んで遊んでいた。
・友達とのplaydateに一緒にいき、そこで友達のナニーも含めて遊んでもらった。ママなしでナニーと一緒に遊ぶことの抵抗が消え、かつ楽しい遊びをたくさん教えてもらって一気に慣れた模様。

★よかったこと 
(for 子ども)
・放課後、何も予定を入れてなくても遊んでくれる相手ができた
・「ちょっと待って」とか言わず、かつ子ども目線で遊んでくれる相手ができた
・感情的にならずに物事を教えてくれる相手ができた
・英語を話す時間が増え、英語でのコミュニケーションが好きになった

(for わたし)
・子どもが家にいても自分の時間が持てるようになった
・いざという時のサポートの選択肢が広がった
・自分が見ていない時の子どもの様子を教えてもらえる (他の人の家でちゃんと片付けしてるよ、等と聞いて安心)
・他人が家にいることによりイライラの露出が減った(自制効果)
・家事の負担減。特に、嫌いな皿洗いをほぼしなくてよくなり、好きな料理を躊躇なくできるようになったのは大きなメリット(皿洗いが大変な揚げ物、パンなど)

・・・というわけで今のところ順調です。こちらではエンプレさんが物をとった等の話もよく聞きますが、その点も大丈夫そう。

気をつけないといけないと思うのは、子どもの態度。慣れてくると一緒に遊んでくれるのが当たり前と思ってしまうので、ナニー自身にも子どもがいて自分の生活があること、だから常に来てくれることに「ありがとう」ということ(子どもからも、私からも)は心がけています。


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日本にいると「ベビーシッターかわいそう論」が未だに議論されていますが、何でしょうかね。「献身」的なことは美徳だと思いますが、その「身」を親になったからといって一律の型に当てはめる必要はないのでは。

ちなみに、こちらで仲良くなったフランス人のシングルマザーの友人は、「子どもの世話が好き」といいつつよく一人で週末旅行に行っています。正直、あまりに自由なのでついツッコミたくなりますが(笑)。でも、彼女を非難することはありえないです。子どもはお母さんのこと大好きで、一緒にいるときとても嬉しそうだし、何より親になっても、自分の好きなことで自分をhappyにする努力を続けるのはむしろ見習いたいです。

だって、話が長くなりますが、そのためには自分なしでも、子どもがhappyな状態になる環境を整えないといけないんですよ。自分がずーっと側にいてあげる方が手っ取り早いとも言えるかもしれません。自分以外に信頼できる人を見つけて、その人と子どもとの信頼関係を築いて、さらにそれをどう維持させるか。。言語の問題もあるから、ポルトガル語の幼稚園に入れて準備をしておいて、etc。

目の前のことだけで、かつ自分の価値観だけで判断しないようにしたいものです。


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