【記事紹介】失敗(Failure)と間違い(Mistake)の違い

2月も半ばになり、就職活動から大学まで受験シーズンが到来。
何かと“試される”日々が続くなかで、良い記事がありました。 

  「スターサイエンティスト研究で明らかになった「失敗のマネジメント」がイノベーションを生む」

『ダイヤモンド ハーバードビジネスレビュー(2020年3月号)』より、「スターサイエンティスト研究で明らかになった「失敗のマネジメント」がイノベーションを生む」を紹介。


記事によると、スター・サイエンティストとは卓越した研究実績をもつ科学者とのこと。著者は、サイエンティストが有する“科学的思考”に着目し、失敗から成功を導くプロセスとマネジメントの仕組みを解説します。イノベーションを起こすプロであるサイエンティストから、組織をマネジメントする方法を学ぶことで、企業がいかにして失敗をコントロールし、イノベーションを起こすべきかを提案しています。
 

 失敗(Failure)と間違い(Mistake)の違いは“仮説があるかないか”


 記事において特筆すべきは「企業がサイエンティストから学ぶべき6つの視点」です。具体的な内容は記事を読んで欲しいのですが、6つのうちのひとつ「失敗と間違いを区別し、失敗を奨励する」をここで紹介します。

記事によると、『失敗』とは仮説を立てて行動することであり、仮にダメであったとしても結果的に次の仮説を立てることが可能になります。一方で『間違い』とは仮説もなしに実行することであり、そこには学びがありません。『失敗』は学習するプロセスであるため、失敗を繰り返すことでイノベーションを生み出す確率は上がります。しかし、『間違い』を繰り返してもイノベーションが生まれることはありません。

仕事も実験も“仮説”が大事

上記は、日々の仕事や勉強においても同じだなと思いました。常に「仮説を立てる」ことが問われるわけですが、同じことを繰り返していることが多々あります。一方で、失敗をいかにマネジメントするべきか。ついリスクを取ることを恐れてしまうなかで、失敗を管理しながら物事を進めることの大切さと気づきを、この記事は与えてくれると思うのです。

#DIAMONDハーバードビジネスレビュー

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