食×音vol2.『思い出の夏;とうもろこしのパスタ』高畠ワイナリー×umezootable
今年から高畠ワイナリーさんの季刊誌『空 Qu』にて季節のパスタというページを担当させていただくことになり、生まれた土地へ貢献できると思うと大変光栄です(2022 春号に関してはこちら)。
夏号ではとうもろこしのパスタ『おもいでの夏』を作り、嘉-yoshi-スパークリング シャルドネを合わせました。とうもろこしの甘さと、食感、そして暑い夏には冷やした泡をと思い、弾けるとうもろこしと上品な嘉の泡が山形で過ごした郷愁を感じさせてくれます。私自身、上京するまでの18年間を山形県南陽市で過ごしていますた。当時から高畠ワイナリーさんの存在は知っていましたが、お酒を嗜むようになりワイン通の友人に囲まれて初めて、高畠ワイナリーさんの知名度と規模の大きさ、そして品質の高さを感じました。東北最大級と呼び声が高いことから、同郷にそのようなワイナリーが存在しているという事は誇らしく思えます。
食✖️音楽のリール動画
パスタについて
動画について
1.食✖️音楽のリール動画
ワイナリーの空撮映像を提供していただき、パスタを作るシーンのダイジェストと合わせてメイキング映像を作りました。いつもの違う所は、今回は映像に合わせて音楽も作曲しました。既存の楽曲も良いですが、フルオーダーで自分の好きなように作れるという事はとても達成感があります。
2.パスタについて
山形には特産品がたくさんありますが、何故今回敢えてとうもろこしを選んだのか。私が小さい頃、お盆近くになると実家、友人宅、親戚の家でもとうもろこしが出されました。その時に大人達が飲んでたであろう高畠ワイナリーのボトルが背景にあったことを思い出し、その思い出を思い出を下敷きにしたのが今回のパスタです。
材料
とうもろこし 2本
ブロックベーコン 40g程度
玉ねぎ 1/2個
オリーブ油 適量
削ったグラナパダーノ(なければ粉チーズ) 大さじ2~3
細めのロングパスタ 160g
*私は卵黄を使ったタヤリンというパスタを手打ちしたものを使用していますが通常は乾麺で構いません。
作り方
1
茹でたとうもろこしの実を落とします。1/4はそのまま具材として使用し、3/4はソースに使います。
2
とうもろこしの芯、棒状に切ったベーコン30g、繊維を立つように薄切りにした玉ねぎを鍋に入れて水(600ml程度)注いで弱火〜中火で煮て40分ほど出汁を取ります。ザルで濾し、塩少々を加えて味をつけます。
3
3/4のとうもろこしと、攪拌できるギリギリまで<2>をミキサーでピューレ状にします。なぜギリギリかというと、水分を後で抜く事は難しく調整は必要に応じて可能だからです。口当たりをよくするために私はさらに裏ごしします(この工程は省いても構いません)。
4
フライパンにオリーブ油大さじ1、角切りにしたベーコン10gを弱火で炒めます。色づいてきたらピューレにしたとうもろこしを入れ、さっと混ぜ、出汁を加えてポタージュ程度の濃度に伸ばします。ここで具材として取っておいたとうもろこしを加えます。
5
1%の塩分のお湯で茹でたロングパスタをソースと和えます。絡んだら弱火に落としてチーズを混ぜ合わせ、塩で味を調整してください。
6
器に盛り付けてチーズをかけて完成です。とうもろこしの髭はとても香りが良いので、余裕があれば素揚げして飾りとして乗せると良いでしょう。
使用した材料はとてもシンプルですが、とうもろこしの魅力を存分に発揮した一皿です。濃厚なソースと弾ける食感がたまらないですね。
4.動画について
今回高畠ワイナリーさんとのお仕事という事で、シャンパーニュやウィスキーなどのプロモーション映像を参考にしました。
・Champagne bollinger
・Bowmore
・Sauza Tequila
特にシャンパーニュのプロモーションは徹底しており、どのメゾンも見ていてとても美しく映像の作り方は勉強になりました。
私は音楽をーマにした料理動画を作ってinstagramにて投稿しているので、他の作品も是非見ていただければと思います。
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