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今年の振り返り:2022年読んで面白かった本、見て面白かった映画

みなさんこんばんは。

今年も残すところあと数時間ですね。
……って、去年の末も同じような挨拶をしてたような。
一年、早いですねえ。

という訳で年末恒例の、今年読んだ本の振り返り&マイベストランキングの発表をしたいと思います。

なお今回は、今年見た映画についてもマイベストランキングを出してみました。

それでは、早速いってみましょう~。

まずは今年読んだ本から。

今年読んだ本は108冊でした。
うちライトノベルが21冊、普通の本は87冊です。

久しぶりの100冊超えです。

Twitterでも書いてたように、
私は年間100冊を目指してきてるんですが、
ただ、ちょっと最近考えが変わってきまして。
どうも読んだ本の一覧を見返してみると、軽い本も結構読んでるんですよね。
それで重厚な積読本はいつまで経っても読まれないという。

という訳で、2023年の抱負の一つは、
そういった内容の濃い積読本をメインで読んでいきたい、にしたいと思ってます。

さてそれでは、今年(2022年)に読んだ本のマイベストランキング、1位から10位までの発表です。

1位 マイクル・コーニイ/ハローサマー、グッドバイ
いやあ、これ強かったですねえ。
タイトルに従って夏に読んだのですが、
超面白かったです。
秋から冬にかけて、結構面白い本も読んできたので、
「こりゃ1位入れ替わるかな」
と思っていたのですが、ついに1位は入れ替わりませんでした。
グレッグ・イーガンの訳者で有名な山岸真が一番好きな小説らしくて、
本書の序文に書かれている通り、
これは恋愛小説であり、戦争小説であり、SF小説であるという、
なかなか盛り沢山なテーマとなっています。
前半、なかなかストーリーが進まず、
また、聞きなれない単語が結構出てくるので、
最初は読み進めるのに大変です(途中から登場人物一覧を書きながら読んでた)が、後半の、たたみかけるような展開は圧巻でした。

2位 マーク・オブマシック/ザ・ビッグイヤー 世界最大のバードウォッチング競技会に挑む男と鳥の狂詩曲
これが結構1位に迫ってたんです。
最初、めちゃくちゃ笑えて、
それでもバードウォッチングに全力を賭ける男たちに対して、畏敬の念を感じざるを得なかったという。
「バカか?偉業か?」
いいキャッチコピーですねー。

3位 立花隆/立花隆の最終講義
去年の4月に立花隆が亡くなって、
もうこの人の著作を読むことができないのか……、
と思ってたら、その年の10月に出た本。
書店で見つけた時嬉しくて思わず叫びそうになりました。
20歳とかの大学生くらいに向けた講義という感じで、
すごい読み易く、でもやはり立花隆なので、めちゃめちゃ興味深かったです。

4位 成毛眞/面白い本
ブックガイドをランキングに入れるというのもアレですが、
さすがHONZ代表ですね。
面白い本をたくさん知る事ができました(積読本がさらに増える汗)。

5位 リチャード・ロイド・バリー/黒い迷宮──ルーシー・ブラックマン事件の真実
これ去年から読んでたんですが、
なんか下巻の途中で止まってしまってて、
今年に入ってようやく読み終えたものです。
日本を舞台にした上等なノンフィクションミステリー。
日本人論としてもなかなか興味深かったです。

6位 アンディ・ウィアー/プロジェクト・ヘイル・メアリー
「三体の次はこれだ!」
なんてキャッチコピーで出てきて、
あれと比べられるのも酷だなと思ったのですが、
これはこれですごい面白かったです。
とにかく読み易い。こんな読み易いSFは初めてでした。
初心者にもお勧めのSF。
最後はホロリと泣けます。

7位 読売新聞水戸支局取材班/死刑のための殺人: 土浦連続通り魔事件・死刑囚の記録
いやあこれ、すごかったですねえ。
「(自殺は怖いから)死刑になるために人を三人殺した」という異常な心理。
事件ものノンフィクションはやはりぐいぐい引き込まれます。

8位 ゲリー・ケネディ,ロブ・チャーチル/ヴォイニッチ写本の謎
うーん、これもっと上位でもいいかなとか悩んだんですが。
写本自体は謎に満ちていて面白いんですけど、
本書は暗号解読の一般的説明の部分が多くて、
なんか中だるみした感じなのがちょっと残念でした。

9位 稲垣栄洋/生き物の死にざま
これ通勤時間を利用してaudio-bookで聴いたんですが、
いやあ、泣けましたねえ。
特にラストの方、ニワトリとネズミの章は必読(必聴)です。

10位 倉田 英之/倉本 倉田の蔵出し
これはカフェなどで読んでて笑いをこらえるのに大変でした。
DVD購入のエピソードがめちゃくちゃ面白かったです。
やっぱりコレクターとしてスゴイ人はスゴイなー。
続編の「倉本50」も良かったんですが、
第一作のこちらの方が面白かったです。

という訳で、以上が10位までの結果となりますが、
これ以外にも面白い本がたくさんありましたので、
以下、一言コメントと共に、順不同に挙げていきたいと思います。

吉村昭/陸奥爆沈
さすが吉村昭という感じの硬派なノンフィクションです。

西村賢太/苦役列車
この方、今年の2月に亡くなったんですよね(ノД`)。本書が初読みでした。

濃野平/情熱の階段
こういう、向こう見ずでも突っ走る人ってすごいなと思います。

山本草介/一八〇秒の熱量
ラストの試合のラスト5分はマジで圧巻です。

大岡昇平/野火
キツい……。

永田豊隆/妻はサバイバー
辛い……。

川内有緒/目の見えない白鳥さんとアートを見にいく
面白かったですが、
Yahoo!ノンフィクション大賞は他に相応しい本があったのでは。
読み易さを優先させたのかな。

稲田豊史/映画を早送りで観る人たち~ファスト映画・ネタバレ――コンテンツ消費の現在形~
これ面白かった!
コンテンツの消費とは何か、考えさせられましたね。

遠藤和/ママがもうこの世界にいなくても ~私の命の日記~
めちゃめちゃ辛い(ノД`)

重松清/青い鳥
泣けるというより読んでてキツい汗

猪瀬直樹/ペルソナ 三島由紀夫伝
三島由紀夫の生き様で面白かったです。
やはりラストの市谷駐屯地のエピソードはすごい。

池田渓/東大なんか入らなきゃよかった 誰も教えてくれなかった不都合な話
東大生にも色々いますなー。

はい。
という訳で。
ベスト10及び上に挙げたものが、
今年読んで面白かった本です。

先程、軽い本が多かったと書きましたが、
それでもなかなか面白い本はあった訳で。
いやー、やっぱり読書はやめられませんな。

さて、ここからは初めて書きます、一年間の映画の振り返りです。

今年見た映画は25本でした。

内訳は、今までに見た映画が6本、
初めて見た映画が19本です。

前に見たことのある映画は、やはりどう考えても上位にくるので、
以下、初めて見た映画に限定して、マイベストランキング5位まで書いていきたいと思います。

1位 東京物語
1位 アバター:ウェイ・オブ・ウォーター

同着1位です。
いやー、悩みました。
でもどちらも甲乙つけがたい。
アバター2は、
ストーリーこそ色々言われているものの、
とにかく映像と世界観が本当に半端なかったです。
超上等な映画体験をさせてもらったということで、
1位にしました。

東京物語はもう、言わずもがなですね。
傑作です。

3位 あん
続く4位の「歩いても、歩いても」で樹木希林にハマり、
この人の作品をいくつか見たのですが、これが一番でした。
傑作中の傑作です。
とにかく彼女の演技がものすごい。
永瀬正敏も良かったです。

4位 歩いても、歩いても
是枝裕和監督はそれまで「そして父になる」を見てたのですが、
いいですねえ。
阿部寛とYOUの演技も良かったです。

5位 ゴーストバスターズ・アフターライフ
これ途中まではずっと退屈だったんですが、
最後の最後でやられました。
監督へというよりは、
役者たちへのリスペクトでランクイン!!

はい、という感じで、
以上が5位までのランクインとなるんですが、
その他にも面白い映画多かったです。
という訳で、以下にやはり順不同で書いていきたいと思います。

家族ゲーム
ラストのカオス(狂気?)な感じもいいですが、
途中にすごく好きなシーンがある映画です。

プラットフォーム
これは面白かった。
ワンシチュエーションものの秀作ですね。
アイディアに脱帽です。
雰囲気やサウンドもいい。
ちょっとグロいので注意。

カンバセーション
重厚な作品でした。

ムーンフォール
これ海外ではめちゃめちゃ評価低いんですが、
私は好きなんです汗
単純なディザースタームービーとして見たらなんじゃこりゃなんですが、
最初から宇宙人ものとして見てたら、
それほど悪くはなかったです。

という訳で、これらが、ランキング外ですが今年見て面白かった映画となります。

やっぱり、「映画って本当にいいもんですね~」(水野春郎風に)

はい。という訳で(こればっか)、
今年も色んな本や映画に触れられて幸せでした。

4月に異動となり新しい職場が遠くなった時は、
マジどうしようかと不安でしたが、
気づいたら読了冊数も久しぶりの100冊越えでしたし、
なんとかなるもんですね。

来年も、面白い本を読んだり映画を見たりして、
人生を充実させたいなと思っております。

面白い作品に出会ったら、
またこのnoteでレビューを書いていきたいと思いますので、
ぜひ来年もよろしくお願いします!

それではみなさん、よいお年を~!(´∀`)/

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