海ねこ山

プライベートな話すぎて気がひける内容を書くために、顔が見えないアカウントを作ってみまし…

海ねこ山

プライベートな話すぎて気がひける内容を書くために、顔が見えないアカウントを作ってみました。

最近の記事

妊娠という奇跡と、流産という現実の話 6/6

46歳で初めての妊娠と流産を経験した話。最終回は妊娠初期の流産に対する対処について書いています。このことを一番伝えたくて、今回の一連の記事を書くに至りました。 流産処置の選択肢について思うこと 胎嚢を焼いた翌日に、知り合いからシェアされてきた記事を読んだ。そこで初めて、待機と手術以外に、薬で管理できる選択肢があり、それが海外ではスタンダードであることを知った。ただ、日本ではその手法が認可されていないために、待機か手術の2択を迫られているという事実に衝撃を受けた。 …なんじ

    • 妊娠という奇跡と、流産という現実の話 5/6

      46歳で初めての妊娠と流産を経験した話。今回は待機期間中に進行流産になり、自然排出した際の出来事です。かなりリアルな描写になっているので、苦手な方はご注意ください。 自然排出までの経過診療の翌日から少しずつ出血が増えてきた。増えてきたと言っても、激しくはない。翌日はまだ生理初日の入り口のような感じ。それまでの茶褐色の少量出血から、赤っぽい少量の出血に変ってきたぐらいだった。 その次の日、出血は更に増えてきた。でも、まだ生理2日目みたいにどかんとはこない。じわじわと出血して

      • 妊娠という奇跡と、流産という現実の話 4/6

        46歳で初めての妊娠と流産を経験した話。今回は稽留流産と診断されてから1週間の出来事です。 稽留流産診断後の不安次の健診までの間は、かなり不安な気持ちだった。この後どういう症状が起こるのかが不安だった。 病院で言われたのは、「1週間後までに出てくるかもしれない。」「その時にはかなり痛みがあって、出血も多い。」「その場合、昼間なら来てもらえるが、夜間なら救急になる。」ということだった。 救急に行くほどの痛みと大量出血なのか、不安になって聞いてみたら、人によるけど、出血が多

        • 妊娠という奇跡と、流産という現実の話 3/6

          46歳で初めての妊娠と流産を経験した話。今回は3回目の健診で流産がわかった時のことと、その後の心の動きと、夫と揉めた話などについて。やはり、いつもよりは情緒不安定でした。 9週の壁2週間後の健診の日、前日の晩から喉を痛めて、朝から熱っぽかったけど、いつも通り少しドキドキしながらエコーを受ける。毎回の質問、つわりはどうですか?全く無いです。と言いながら。 今回は少し時間がかかる。いろんな角度から胎芽の様子を見て写真を撮ろうとしている。写りが悪いのかなと思いながら見つめている

        妊娠という奇跡と、流産という現実の話 6/6

          妊娠という奇跡と、流産という現実の話 2/6

          46歳で初めての妊娠と流産を経験した話。今回は過去の経緯と2回目の検診時の話です。 今回の妊娠が奇跡と思う理由結婚したのは34歳。その当時、夫は仕事や心がとても不安定で、会社に行ったり行かなかったりを繰り返していた。そんな状況だったから、子供のことは全く考えられなかった。 2年ほど経って、私自身の生理不順もあって婦人科を受信したところ、多嚢胞性卵巣症候群で放っておいたらまず子供は出来ないでしょうと指摘された。 そこで初めて子供をどうする?と2人で考えてみた。 やっぱり

          妊娠という奇跡と、流産という現実の話 2/6

          妊娠という奇跡と、流産という現実の話 1/6

          46歳の夏、初めて妊娠して流産した。結婚してから12年目の衝撃だった。高齢での妊娠だったから、リスクばかりを想像して、うっかり期待してしまわないようにすごく心にブレーキをかけた。ダメになる可能性を考えると、夫以外には友達にも親にも、誰にも言えなかった。結局誰にも言わないままで、全てが終了した。誰にも言えなかったから、事の経緯の中で起こった色々が消化しきれなくて、モヤモヤした気持ちが拭えない。モヤモヤを昇華させるために、事の顛末を書いてみることにした。この思いがけない妊娠から流

          妊娠という奇跡と、流産という現実の話 1/6