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【睡眠の加齢変化】

Umito / カラダ・コンサルティングの山本健太です!
理学療法士の資格を持って地域で予防の活動に取り組んでいます!

・睡眠について最低限知っておいてほしい情報
・睡眠習慣を見直す情報 を発信します!

前回は、高齢者の睡眠障害についてお話ししました。今回は、深掘りしていき加齢による睡眠の変化について考えていきたいと思います!

睡眠構造の変化

高齢者の睡眠の特徴は、睡眠時間が短縮し、連続性が失われ、眠るタイミングが早くなるのが一般的です。若年者では、寝入ってから睡眠前半に深いノンレム睡眠(ステージ3+4)がまとまって出現し、約90分周期でレム睡眠と入れ替わりながら中途覚醒することなく朝を迎えます。

これに対して、加齢に伴い深いノンレム睡眠の量が減少して、浅いノンレム睡眠が主体の睡眠となってきます。また、睡眠の前半にレム睡眠が侵入していき、深いノンレム睡眠時間が短縮されます。レム睡眠の周期性は約90分周期で保たれることが多く、レム睡眠のたびに覚醒しやすい状態となって中途覚醒が多く認められるようになります。睡眠が浅くなり深いノンレム睡眠時間が減少することは問題ですが、それに対してレム睡眠の時間の減少がほとんどないことからレム睡眠の役割の重要性が伺えます。

生体リズムの変化

上記に述べたような睡眠構造の変化は、前回述べたように疾患による身体の変化によりもたらされる可能性がありますが、加齢によるリズムの変化によってもたらされている部分もあります。

メラトニンの分泌量が低下していくため、それによりメラトニンリズムの効果が減少したり、深部体温リズムへの影響も無くなっていきます。深部体温リズムについては、最高・最低の体温変化のタイミングが前倒しとなり、変化の差も少なくなると報告されています。

以上のことから、眠りは浅くなりやすく、睡眠覚醒リズムでは、リズムが前倒しとなって就寝・起床時間ともに早まることがわかります。そのため、この変化を受け入れることが大切であり、それを踏まえてよりリズムに寄り添う生活習慣に見直していくことが高齢者において睡眠の質を高めるために必要なポイントになります!

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