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ネビュラ賞、ヒューゴー賞・・・色々あるSFの文学賞にくわしくなりたい!

SFの世界に魅了されてSFをちびちび読んでいる日々です。

本の帯に「ネビュラ賞・ヒューゴー賞W受賞」など、なにやらすごそうな紹介をされているSFにたびたび出くわすようになりました。

SF以外の文学賞だと、ノーベル文学賞、ブッカー賞、全米図書賞、ピュリッツアー賞、ゴンクール賞など聞きかじったものもありますが、、

SFの文学賞、色々あってぜんぜん分からない!
それぞれの特徴を知りたい!

ということで、今回は多種多様なSFの文学賞についてほんの少しお勉強してみました。

1.ネビュラ賞

「ネビュラ」と聞くと、まずこの子を思い浮かべてしまうわたし

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ネビュラ賞(The Nebula Awards)は、アメリカSFファンタジー作家協会 (SFWA) が主催し、アメリカ合衆国内で前暦年に刊行された英語のSFやファンタジー作品を対象に授与する文学賞。ネビュラとは星雲のこと。
ヒューゴー賞が(ワールドコンに登録した)ファンの投票によって選ばれる賞であるのに対し、ネビュラ賞はSFWA会員(作家、編集者、批評家など)の投票によって選ばれる。
1966年の第1回以降、毎年続いている。2008年までは過去2年以内に刊行された作品が対象となったが、2009年以降は前暦年の作品のみが対象となるよう規約が改定されている。

ふむふむ。ネビュラ賞は会員の投票によって選ばれる。

日本の文学賞でざっくりいうと、直木賞や芥川賞などのように選考委員が決まっている文学賞ですね。

ネビュラが「星雲」という意味なのも初めて知りました。

2.ヒューゴー賞

前年に発表されたSFやファンタジーの作品および関連人物に贈られる賞である。
小説、映像、コミックなど複数の部門があり、各受賞者は毎年の世界SF大会(ワールドコン)中に開催されるヒューゴー賞授賞式において発表される。
運営しているのは、ワールドコンの運営母体でもあり、SFファンが会員となる非営利団体、ワールドSFソサエティ(世界SF協会とも。World Science Ficton Society, WSFS)である。

会員の投票によって選ばれるネビュラ賞に対して、ヒューゴー賞はワールドコン(世界SF大会)に登録しているファンの投票によって選ばれるそうです。

日本でいうと、書店員の投票で選ばれる本屋大賞のような存在でしょうか。

このネビュラ賞・ヒューゴー賞が知名度を二分する二大SF文学賞だそうです。W受賞をしている作品はダブル・クラウンと呼ばれます。

ちなみに、アジア圏作家で初めてヒューゴー賞を受賞したのが、劉慈欣(リウ・ツーシン)の「三体」です。パチパチ。

3.ローカス賞

英語圏におけるSF・ファンタジー作品を対象とした文学賞である。
アメリカの老舗月刊セミプロSF情報誌『ローカス』(Locus) が主催する賞。1971年に第1回が行なわれて以来、毎年継続している。2005年以降は、受賞作発表前に獲得ポイント上位5作品をファイナリストとして公開している。かつては『ローカス』読者のみに投票権が限定されていたが、近年は一般投票も受け付けるようになっている。

ローカス賞は1971年、1970年刊行の作品を対象に始まったが、当初は賞というよりもリストに近く、ヒューゴー賞を予想すること、そしてヒューゴー賞に対する提案やガイダンスとなることを目的としていたそうです。

4.星雲賞(日本)

ヒューゴー賞を範に、1970年に創設された、日本でもっとも古いSF賞。「星雲賞」という名前は、1954年に刊行された日本最初のSF雑誌と言われる『星雲』に由来する。

ヒューゴー賞の日本版ですね。

こちらも投票制、日本SF大会の登録者が投票をし、1位の作品について代議員から異議がなければそのまま受賞するそうです。

5.日本SF大賞

日本SF作家クラブが1980年に創設し、主催している賞である。年1回、9月1日から翌8月31日までの1年間に発表された作品(出版物や映像作品、および現実に起きた出来事や製品も含む)の中から最終候補作を選び、日本SF作家クラブの総会で選ばれた数名の選考委員による討議を経て受賞作を決定する。

日本での大きいSF賞は星雲賞と日本SF大賞のふたつのようです。

6.同時受賞の面白そうな作品

色々調べてみましたが、時にはダブル受賞・トリプル受賞している作品が世に出てきているようです。
たくさん受賞している作品は面白さが保証されているに違いない!

次の記事ではさまざまな賞を受賞しているSF作品を調べ学習してみようと思います。

はぁー調べれば調べるほど奥深い。SFの世界。

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