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始めるのに遅すぎることなんかない! 中島薫

始めるのに遅すぎることなんかない! 中島薫
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本書は、成功するための考え方や心構えについて書かれています。1ページ毎に話が完結していて、伝えたいポイントがはっきりしているのでとても読みやすかったです。
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いま、「1年前に悩んでいたことを覚えていますか?」と聞かれて思い出せる人は少ないと思います。人間は忘れることができます。なので、いつでも未来に向かって現在を生きることが大切です。
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☞うまくいったらどうしようと考える
何かを始める前に、失敗したらどうしようと心配する人がいます。しかし、宝くじを買うときに「外れたらどうしよう」と思って買う人はいないと思います。なので、何事もまずは「うまくいったらどうしよう」と気楽に考えてやってみることが大切だそうです。
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失敗は、とにかく起こるものです。物事は最初からうまくいく方が珍しいので、成功したければ失敗はセットで付いてきます。失敗が怖くて何もしないでいたら、何も起こりません。大切なことは、成功するまで続けることだそうです。
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例えば、鉄棒で逆上がりをやろうとしてできなかった場合、そこでやめてしまったら一生できません。諦めずにもうちょっと頑張ってみようとか、違うやり方でやってみようとか、とにかくできるようになるまでやることで最終的にうまくなります。
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☞外野は気にしない
何かに挑戦するとき、必ず外野から口を出してくる人がいます。しかし、外野の言う通りにしてうまくいかなかった場合、彼らは責任を取ってくれません。本当に自分のことを思って言ってくれていたら、自分がやろうとしていることをしっかり理解した上で言ってくれるはずです。そこを見分けられると良いと思います。
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☞好きこそ物の上手なれ
人でも物でも、何かを好きになった瞬間からすごいパワーが出るそうです。なので、そのことやその人を好きになってしまった方が上達や成長が早いです。好きというのは物事が1番スムーズにいくエネルギーになります。まずは一部でも良いので好きになってしまうことが良いそうです。
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☞「できない」は錯覚
できないと思うことは錯覚です。本当にできないことはやってこないそうです。例えば、1000円貸してと言われることはあっても、100億円貸してとは言われません。本当にできることだけがやってきます。
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毎日生活していたら、仕事でも日常生活でも嫌なことや厄介なことがあると思います。しかしそれは、前に進んでいるからやってくる壁はだそうです。乗り越えられない壁は決してやってこないので、深呼吸して「自分は試されているんだ」と思うことが大切です。
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☞わからないのは、わかるまで続けないから
実は、本当はわかることに対してわからないと言ってる方がおかしいそうです。機械の使い方なら説明書を開くか、誰かに聞けばわかることですし、今日わからなくても明日わかるかもしれません。
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僕の経験でも、Googleで調べたらたいていのことはわかると思いますし、わからないと言ってる人は、やってみてもないしネットで調べてもない人が多い気がします。そして、たいていのことはやってみたら案外できるとも思います。
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☞人生だれと出会うか、何と出会うか
チャンスや運は結局人が運んできてくれるそうです。なので、いろんな人やものに出会う機会が多ければ多いほど、それだけチャンスや運は訪れることになります。
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そして、一流になった人の98%は、自分でこの道に入ると決めた人ではなく、人との繋がりや流れで「やってみれば」と勧められたことをやってみて、だんだんおもしろくなって成功した人だそうです。なので、できるだけいろんなことに興味を持って、いろんな人やものに出会い、試しにやってみることが大切です。
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☞人生で1番大切なのは自分を知ること
自分を知るのは、人生最大のテーマです。自分がどういう性格で、どういう位置にいるのかなど、歩い程度のことはわかっています。でもそれはまだ途中段階ですし、最終的にどうなるかはわかりません。最終的にどうなるかは、いろんな経験、体験をこなしてようやく見えるものです。何でも良いから、今までやったことがなくて簡単な仕事を一生懸命やってみることが大切です。
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本当に参考になる考え方ばかりでした。
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読んでいただきありがとうございます。少しでもきっかけになれば嬉しいです。

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