見出し画像

主夫生活は案外心地いい

今日は僕がいかに彼女の尻に引かれているかという話を。

彼女は前にも書いたように夜型の人。夜に予定があるとだいたい0時前後に帰ってくる(最近は日付が変わる前に帰ってくることも増えたが)。といっても、如何わしい夜遊びとかではなく、社交性があってどこでも友達を作れる人なので、僕は何も心配せずに家でゲームや読書をして彼女の帰りを待つ。

彼女はだいたいハイテンションで帰宅する。そして今日会ったことや思ったことをマシンガンのように話し始める。いつもトータル1時間くらい。話を聞かないと不機嫌になるので、僕は大人しく聞く。彼女は話す途中でスマホを操作したりする。Twitterを開いたり、インスタを見たり、Facebookで連絡を返したり。それに慣れている僕は、その隙を見て眠りに入ろうとするも、まだ話は終わっていないと引き止められる。次第にそうやって抵抗するのは諦めた。

いつも気づくと深夜1時を過ぎる。深夜2時になることもしばしば。僕の会社の出社時間は10時なので、いつも8時には起きている。僕は彼女と違って朝型の人なので、本当は日付が変わる前に寝たい。その夢はなかなか叶わない。


彼女の帰りを待つ日、1人寝室で本を読みながら寝転がっているとそのまま寝てしまうことが増えた。疲れが溜まっていた時期だったのかも知れない。彼女が帰って来るとそれで僕は目覚める。例の如く彼女のマシンガントークが炸裂するも夜中になっても僕は眠くならず、深夜2時くらいに彼女と同じタイミングで眠りに入る。これは意外と良いのでは?と、翌日2人で話が盛り上がった。

彼女の帰りを待つ間に仮眠を取る彼氏。これは完全に嫁だ。高度成長期の専業主婦のイメージ。嫁化する彼氏。いつからこんなことになってしまったのか。もう元には戻れない体になっていた。

この前は、夜に彼女からドラマを観るからリビングにいてほしいと頼まれた。僕はあまりTVドラマを観ないので、できれば早く寝室に行きたい。ただ、一緒にいたいとせがむ彼女の気分を害するのは本意ではないので、仕方なくリビングに行く。自分だと観ない番組を観るのは新鮮な体験だった。これも2人暮らしの醍醐味だと思って楽しんでいる。最近は『凪のお暇』を観ています。


同棲して最初の頃は1人の時間を作ろうとして、相手のことより自分のことを優先していたりもしていたが、最近はなんとも思わなくなってきた。彼女に流されるがままに時間を送っている。それがなんだかんだ楽しいし、1人の時間は彼女が起床するまでの間の朝にたっぷりある。やりたいことはそこでやれば良い。

現在は彼女と今まででいちばん仲がいい時期になっている。ともあれ、彼女の尻に引かれている状況なので、家庭内で立場がなくなるメンズたちの気持ちが分かってきたこの頃です。


----------

Twitterはこちら。


また読みにきてもらえたらうれしいです。