「今の時代結婚することだけが幸せって訳でもないからね」

多様性が叫ばれ、様々な生き方が認められようとしている、そんな時代に。
冒頭のセリフをよく耳にすることが多くなった。

彼氏はおらず今のところ結婚の予定がない私。
別に結婚願望がない訳ではない。
このままずっと1人で生きていこうと決めている訳でもない。

たまたま、まだ結婚していないだけ（最高の強がり）。

この先ずーっと好きになる人も好きになってくれる人も現れず（現れたとしてもうまくいかず）、子供を産める年齢も過ぎ、こうなったら1人で生きていくしかないな…結婚だけが人生の幸せじゃないしな…と悟りを開いている自分が容易に想像出来なくもないけど。

そんな私を気遣ってか哀れんでか、このセリフを最近よく言われる（言ってもらえる？）のである。
さらには「それが幸せなら、それでも良いよね」って。

・・・・・（真顔）。

わかるわかる、わかるよ。
今って、独りでも楽しく生きていけるような色んなコンテンツ増えてるし、お独り様への世間の目もいくらか寛容になってきたもんね。
ホントにありがたいことです。
（あえて「独り」という拗らせ具合）

でもそのセリフはさ、私が「もう結婚はしない」と高らかに宣言した時のみ有効だと思うんだ。

（だって会話の流れ的にもおかしいよね？）

もしかしたら、表向きあまりがっついていない私が悪いのかもしれない。
まあ今あんまり出会い求めてませんし？
なーんて謎の強がりマインドで生きている時もあったさ。

実際、30歳も過ぎると周りの友達も結婚・出産し、今までみたいに遊んだりすることも少なくなってきた。
それに反比例して、私が1人で出来ることも増えていくのである。
ご飯や映画は当たり前だし、なんなら旅行だって行けちゃう。
1人でも実際楽しいしね。

だけど、夢見ちゃってるかもしれないけど、これから誰かを好きになって、好きになってもらえて、結婚して、子供を産んで、家を建てて、っていう今で言うひと昔前の価値観の塊みたいなことも、私にとっては「憧れ」で「幸せ」なのだよ。

まだ結婚を諦めた訳ではないのよ。

いやでも実際のところ、このままの人生でも良いんじゃないか？って思うことも最近は多くなってきているけども。
1人でも楽しいし自由だしなって。なんなら1人の方が良いかもなって。
だけどそれはまた別の問題だよね。

こんなことで心ざわつかせてるうちは私もまだまだなんだなと思うけど、でもやっぱり、こっちが何も言ってないのにお気遣いなのか知らないけどそう言ってくれちゃう人に対しては、強めに言っちゃうね。

私の幸せをお前らが決めるな！って。