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仏像イラスト紀行3


イラスト OK-tosh Design Office

京都 清凉寺 国宝 阿弥陀如来坐像及び両脇侍像
 
山 号:五台山
寺院名:清凉寺(嵯峨釈迦堂)
宗 派:浄土宗
開 基:奝然
創 建:寛仁3年
住 所:京都市右京区嵯峨釈迦堂藤ノ木町
URL:HOME | 清凉寺(嵯峨釈迦堂) (seiryoji.or.jp)
道 順:JR「京都」烏丸口よりバスで嵯峨釈迦堂前下車すぐ
 
仏像名:阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像
指 定:国 宝  
時 代:平安初期  
製 法:木造漆箔
木 質:檜
法 量:178.2cm 
 
嵐山から嵯峨野もこの辺りまで来ると人通りも少なく落ち着いた雰囲気に
なります。
国宝の釈迦如来立像(生き身の釈迦像)であまりに有名な清凉寺にはもう1
つすばらしい国宝仏が霊宝館におられます。
国宝阿弥陀如来坐像及び両脇侍坐像です。
このお像は源融の菩提を弔うために息子たちがこの地で建立した棲霞寺阿弥陀堂の本尊と言われています。
ひときわ目を引くのはそのはちきれんばかりのお顔と体躯です。とりわけ
お顔の頬の張りはこれ以上少しでも強いと造形が破綻すると思われるギリ
ギリ限界のところではないでしょうか。近世の仏像では考えられないほど
精気に満ちた仏様です。
阿弥陀如来は作例も多くまた傑作も多いのですがその中でも忘れていけな
い名像だと思います。

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