温泉。特に『日帰り温泉』や『スーパー銭湯』は、美容と健康に素晴らしい効果が期待できます。もちろん、おしゃれなスパを利用するのもいいですよね。

そもそも美容と健康はセットですので、毎月の化粧品に何万もかけるより、月に数回、日帰り温泉へ行く方が、シミ・シワ予防・化粧のノリに効果てきめんですよ！

フリーランスなどの個人事業主や、自分の裁量で仕事を進めている方など

仕事と休息が何となくあいまいになってしまって、気づけば休みという休みを取っていない…

なんて方はいませんか？

そしてそんなワーカホリックな方こそ、パフォーマンスにこだわりたくなるというのもよくある話。

ですが、仕事のパフォーマンスを上げたいのであればなおのこと、効果的に休息をとることは必要不可欠。

何しろ私たちが纏っているのは、生身の肉体。壊れてしまっても「部品交換で解決！」なんてわけにはいかないのですから。

というわけで、ハイパフォーマーにお勧めしたい、効率的な休息日の使い方をご提案してみたいと思います。

私たちの体力は無限ではない

基本的に体力があり、普段あまり病気をしない人が陥りがちなのが、自分の体力を過信してしまうこと。

睡眠時間を削ってみたり飲みすぎたりと、ついつい、体力が無限にあるような気になって無理をします。

ですが、そんな無理がきくのは若いうちだけ。

徐々に無理がきかなくなるし、年齢を重ねるうちに、シワ寄せが来ます。確実に。

私自身40代後半までは、自分はショートスリーパーだと自負していて、毎日の睡眠時間は3時間もあれば大丈夫だと思っていましたが、加齢とともに代謝が落ちて

睡眠不足の最大の弊害である「太る」という現実の波が押し寄せてきています。

この際、はっきり言っておきますが、肥満の最大の原因は、食べ過ぎなんかじゃありません。質の悪い睡眠や、睡眠不足です。

眠っている間に、私たちの身体は回復モードになります。

ですが、寝ないとしっかり回復できず、それが積みあがると命にかかわるので、カロリー消費を抑えて省エネモードにスイッチし、脂肪を蓄えます。

生きるために。

なので疲労回復となる休息は、作業時間よりも先にスケジュールを組むべきものなのです。

私が日帰り温泉をお勧めする理由

私が温泉好きだということも勿論あるのですが、『日帰り温泉』『スーパー銭湯』という一種のアミューズメントスペースには

『疲労回復』を促す要素がこれでもかと詰め込まれているのです。ざっと思い浮かぶだけでも

①　血流が改善され、筋肉がほぐれる

②　副交感神経が優位になり、神経が休まる

③　日常から離れることで、気分転換になる

などのメリットがあります。

↑は主に、お湯に浸かることの効果ですが、施設自体が疲労回復のテーマパーク。ここから先は、温泉大好き人間の私が、一つ一つ説明をさせて頂きたいと思います。

メリット①　血流が改善され、疾病予防になる

あたたかなお湯に浸かって冷えていた筋肉が温まると、血流が改善され始めます。

頑固な肩こりや腰の痛みの直接の原因は、血行不良。

更に、便利な世の中、意識して歩いたり、ワークアウトを取り入れるなどしなければ、筋肉をしっかりと動かす機会もありません。

そして、大きな筋肉にはポンプの役目があり、心臓の補助をしています。

筋肉を動かす機会が少ないと、心臓だけで全身に血液を送らなければならないので（心臓の）負担が大きく、高血圧になります。

また、筋肉が冷えて血流が悪いと、身体全体が酸欠になって体温が下がり、その結果、免疫力が下がります。

とはいえ、忙しくて時間が取れないとか、何か持病を抱えていたりなど、運動を取り入れることが出来ない方もいると思います。

その場合にも、大きな浴槽でゆっくりとお湯に浸かることで、血流の改善や、わずかではありますが、水圧によるポンプ機能が働きます。

昨今では体温が36℃に満たない低体温の方が増えていますが、低体温こそがあらゆる病気の温床です。癌細胞は、35℃台が最も活発に動けるのです。

身体があたたまれば免疫力が上がります。免疫力が上がることで、疾病予防や自然治癒に繋がります。

仕事もプライベートも充実した、最高の人生を送りたいなら、飲んでいる薬の種類の多さや、抱えている病気の話をドヤ顔でしている場合ではありませんよね？

メリット②　自律神経が整い、身体と心が安定する

熱めのお湯だと交感神経が優位になるので逆に目が覚めてしまいますが、40℃位のぬるめのお湯にゆっくり浸かることで、副交感神経が優位になり、肉体と思考が緩みます。

お風呂に使って手足を伸ばした時、ついつい「ふぅ～～」っと、息を吐いていませんか？

私たちは普段仕事や勉強で集中しているとき、ストレスを感じて緊張しているとき、呼吸が浅く早くなっています。

それはつまり、交感神経が優位になっているということで、その状態が長いと、交感神経と副交感神経、つまり、自律神経のバランスが乱れてしまっているのです。

会社で雇用される生き方をやめ、時間の自由を手に入れた人でも、仕事や知的好奇心から、常に情報を集め、思考を働かせていることと思います。

そう、私たちは意識して休息を取らないとたいがい、自律神経が乱れるような生活を送っているというわけです。

お湯に浸かる。それも広々とした浴槽や岩風呂で、全身から力を抜いて頭をカラッポにし、お湯の感触や温度を楽しむ。

そうすることで、自律神経のバランスが整い、思考の余白が出来るのです。

メリット③　休息を促すさまざまな要素が組み込まれている

先にも書いた通り、日帰り温泉は『疲労回復のテーマパーク』です。

広い浴槽で浸かるあたたかなお湯のほかにも、体と心を癒すための設備が、ふんだんにちりばめられています。

◇リラクゼーション

どこの温泉へ行っても、ほぼ間違いなく併設されているのがリラクゼーションや、マッサージのサロン。

温泉やサウナで温まって、筋肉の血流が上がっている状態でボディケアを受けることで、筋肉のコリや張りがほぐれやすくなるのは勿論

人の手によるケアを受けることで、幸せホルモンの『オキシトシン』の分泌が促されます。

『共感ホルモン』とも呼ばれるオキシトシンには、痛みの緩和や精神的な安定をもたらす効果もあります。

リラクゼーションサロンでは、足のリフレをやっているところも多く、反射区を刺激されることで、身体のあちこちの機関の血流が上がります。

また、ボディケアのサロンのほかにも、あかすりで角質を落として身体を清潔にし、スッキリしたり

アロマトリートメントを行うエステティックサロンが併設されている施設もあります。

『心地よい』『気持ちいい』という感覚は、思考や肉体と『精神（スピリット』を調和させてくれます。

肉体（Body）・思考（Mind）・精神（Spirit）が調和すると、本来のあなたと繋がり、願望成就のカギとなる、喜びの波動へと調整されます。

◇岩盤浴

岩盤浴は、必ずあるわけではありませんが、個人的にすごくお勧めです。

岩盤浴では、温められた石板、または玉砂利が敷き詰められた上にタオルを敷いて寝そべり、遠赤外線で全身を温め、発汗を促します。

今は多くの人が汗をかくことを嫌い、年間通して空調の整った部屋で快適に過ごすことが多くなりました。

もちろん、夏の暑さが苛酷になったことでの熱中症予防という側面があるのは否めません。

ですがほとんど汗をかかずに過ごす弊害として、体温調節機能が上手く働かなくなったり、代謝が悪くなったり

また、毛穴や表皮の雑菌が排出されないことや、乾燥による皮膚トラブルの原因にもなっています。

発汗以外にも、身体を温めることで表皮の毛細血管が開き、血流が良くなることでリンパの排毒能も上がります。

リンパの排毒＝デトックスですが、これは汗と一緒に毒素が出るということではなく（まあ、毛穴の汚れは出ていくでしょうが）

表皮に無数にある毛細リンパ管から、毛細血管の血流によって静脈と連動したリンパ管に流されて、腎臓⇒膀胱⇒排尿という形で排出されるというものです。

皮膚温度の上昇とリンパ液の排出によってむくみも取れる為、肌に透明感が出て血色がよくなり、発汗や室内に保たれている湿度によって潤います。

つまり、美肌効果がとても高いということです。

そして何と言っても、健康面の効果が高いのでお勧めです。

お湯に浸かるメリットにも書きましたが、身体を温めることで体温が上がります。

体温が上がることで、免疫細胞が活発に働き、癌をはじめとする様々な病気を予防することが出来ます。

「病気」は、パフォーマンス低下の、最大の要因です。

病気を罹患すると誰でも、時間もお金も奪われます。治療のための服薬で、肝臓にダメージも与えます。

お湯に浸かる+岩盤浴+クールダウンというルーティンを、２～３回繰り返すことで、美容にも健康にも素晴らしい効果が期待できます。

また、岩盤浴ならではですが、使用されている岩盤や石の持つ、パワーストーンとしての効果を全身で受け取ることが出来るというのが

スピリチュアルワーカーとして、特におすすめしたいポイントでもあります。

パワーストーンの効果は、各施設で使用されている石によりますので、施設の案内をご参照ください。

◇サウナ（ドライサウナ・ロウリュ・塩サウナ）

発汗という目的だと、サウナ派の方もいますね。

今はサウナも様々な種類があるようですが、個人的に岩盤浴派なので熱く語れるほどのネタを持ち合わせていません。

今度体験して出直しますが、サウナの熱を感じることで生成された、ヒートショックプロテインが細胞の修復を促すため、疲労回復に効果があるし、また、褐色脂肪細胞を増やす効果があるとのことです。

褐色脂肪細胞というのは、「動かすと燃焼する脂肪」ですので

サウナ後に十分休息を取った後、ワークアウトを取り入れることで、シェイプアップ効果が期待できそうですね！

◇レストラン・休憩室・仮眠室、他

だいたいどこの施設にも、食事や仮眠のできるスペースが併設されていて、丸一日のんびり過ごせるようになっています。

レストランも、どこも力を入れているようで、手作り豆腐が食べられたり日本酒や焼酎の種類が豊富だったり、手打ちの十割蕎麦が食べられたり。

休憩室にはテレビや漫画が用意されているところもあり、皆さん思いおもいにくつろいでいらっしゃいます。

また、日替わりでヨガやストレッチなどのワークショップを実施しているところもあるので、参加されてみるのも楽しいかもしれませんね。

まとめ

ここまで読んでいただいて、身体を温めることや汗をかくことが美容と健康に、非常に効果的だということがご理解いただけたのではないかと思います。

広い浴室や、露天風呂などで感じる解放感は、精神的な癒しの効果もあり、現代人の疲れを癒すのに、日替わり温泉は最高のスポットだと言えます。

ただ一つ気を付けて頂きたいのは、施設内のレストランで飲酒が出来るからと言って、泥酔状態での入浴やサウナ・岩盤浴の利用は、命にかかわる危険があるので絶対に避けて頂きたいのと

日曜祝祭日や盆暮れ正月など、人が多い時期に行くと施設が混雑するため、逆にストレスを溜めかねない、ということです。

人が少ない平日の、開店直後を狙っていくのがお勧めです。

お風呂やサウナ、岩盤浴や食事などを、ご自身のペースで出たり入ったり昼寝をしたりと、存分に満喫してみてください。

＊＊＊＊＊

webサイトのほうでも、短い文章や動画などをご紹介しています。

心の豊かさ研究所　http://kokoroyutaka-labo.mystrikingly.com/