今回紹介する内容は新潟大学大学院医歯学総合研究科教授である安保徹さんの『やめるだけ健康法』の一部分です

▪︎何をやめれば健康的になれるのか？

①血圧を下げるのをやめる

血圧というのは心臓から送り出される血液が血管に与える圧力のことです

血圧の高さを気にしている人が多いと思いますが、別に血圧を下げなくても問題はありません

そもそも、血圧が上がるのは体が活動する上で必要なことであり、血圧が上がるのは血流を良好に調整し活動を支えるために必要な体の反応です

つまり、全く危険なことではありません

②コレステロールを悪者扱いするのをやめる

卵や肉などのコレステロールを多く含む食品を食べすぎると、血中のコレステロール値が上がって動脈硬化に繋がり『脳梗塞』や『心筋梗塞』を引き起こすのでコレステロール値は下げないといけないという考えが日本の医療の常識でした

しかし、コレステロールに関する常識というのは根本から間違っているそうです

むしろコレステロールというのは細胞膜や副腎皮質ホルモン、性ホルモンなどの原料になる大事な成分であり全然悪者ではありません

むしろ、血液中のコレステロール値を食事制限や薬で下げすぎると筋力低下や脱力感、筋肉痛が起きたりタンパク質不足など栄養障害を起こす可能性が高くなります

③湿布や氷で冷やすのをやめる

腰痛や関節に痛みがある時、捻挫をした時など湿布を貼ったり氷で冷やす人は多いと思いますが、注意が必要です

腰痛というのは腰の筋力低下や精神的なストレスが原因で血流障害によって起こる痛みであり、湿布を貼ることでプロスタグランジンの『血流を増やす』という働きが阻害されてしまいます

つまり、腰痛の原因は血流障害であり、湿布を貼り続けることで血流障害が上乗せされて痛みを繰り返すことになります

④過度の紫外線対策をやめる

太陽光を浴び続けると紫外線によってシミやシワが増えたり、皮膚ガンや白内障の原因になると言われていますが、もともと紫外線が少ないところで暮らしていた白色人種の話です

私たち日本人は紫外線対策しすぎるのがむしろ問題です

日本人は紫外線の強い地域で進化してきた黄色人種であり、皮膚は紫外線の何割かがカットされるように設計されています

むしろ、紫外線を浴びることでカルシウムの吸収に必要なビタミンDが体内に増える上にアトピー性皮膚炎や喘息の予防が期待できるので日本にいる限りは紫外線の害はほとんどないものだと考えていきましょう

⑤体にいいものだけを食べるのをやめる

食事でも日頃の生活習慣でも頑なにいいことばかりやっているのは決して体のためにはなっていません

体にいいものしか食べない食生活だと、消化、吸収、排泄などの腸の機能が鍛えられず腸の働きが弱くなってしまう可能性があり、負担がかからないからこそ本来発揮される解毒能力も弱まります

仮に不測の事態が続き、栄養バランスの悪いものを食べなければいけないことが続くと、体がその食事についていけなくなり体調を崩してしまいます

冠婚葬祭で出た料理やパーティーの席での豪華な食事、初めて食べる高級食材など普段は食べない食事を口にする場合などに胃腸が対応できなくなるということです

体に良いものばかり食べている人はあえて月に2回はジャンクフードを食べることも必要です

▪︎【結論】やめることで健康につながることもある

『薬も過ぎれば毒となる』という言葉がありますが、健康志向が故に薬を毒にしてしまっている人が多いです

この記事で紹介したことをやめることで健康につながることもあります

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