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トラップドアカードとアンビグラム

【トラップドア】


「トラップドア・カード」と呼ばれる手品があります。
これは、数学者でありマジシャンでもあったマーチン・ガードナーとボブ・ニールによって開発されたトリックです。

中心から少しずらして切り取られた小さなドアが付いたカード、観客はこのタブを握ります。マジシャンがカードを折り畳むと、カードが裏返ってしまいます。

自分がこのトリックを知ったのは、松田道弘氏の『おどろきの発見』だったと思います。(手元にないので、確認出来ない…)

最近でも、ベン・ハリスが『Machinations』というトラップドアカードのマジックを集めた本を出版しました。

マジックというよりはパズルに近いですが、いざ体験してみるとなかなか不思議です。トランプサイズの紙があれば、出来るのでアイスブレイクにもいいと思います。

【アンビグラム】

アンビグラムとは、文字を180度回転させたり、鏡に写したりしてできる文字デザインです。

ダン・ブラウンの小説『天使と悪魔』にも象徴的に登場します。
この物語の主人公、ラングドン教授はアメリカの著名なアンビグラムジョン・ラングドンから名前を貰っています。

<『天使と悪魔』のパンフレット:180度回転しても「ANGELS & DEMONS」と読める>


<作中に出てくる「Illuminati(イルミナティ)のロゴ」>

フランスの写真家・デザイナー、バジーレ・モリン(basilemorin)氏が、
「DREAM」と「MAGIC」のアンビグラムをデザインしました。

これに触発されて、トラップドアカードで作ってみました。

今回は厚紙を切り抜いていますが、半透明な素材などを使えば応用範囲は広がりそうです。

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