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♡今日のひと言♡カースン・マッカラーズ


カースン・マッカラーズ(1917-1967~アメリカ・小説家、詩人、劇作家)

本邦では、村上春樹氏の翻訳による「心は孤独な狩人」(1940)で知られています。

最初は音楽を志していましたが、音楽学校へ行くための授業料をなくしてしまい断念、作家になる決意をしました。そして長編「心は孤独な狩人」を世に出し、脚光を浴びたのでした。

その後も中編「悲しきカフェのうた」等をはじめとする独特な作風により、「南部ゴシック」の代表的作家として名を残しました。(南部ゴシックとは、フォ−クナー等の、アメリカ南部における性と暴力を主な題材とした作品群を指します)。

他には「結婚式のメンバー」等が有名です。また、「悲しきカフェのうた」は映画版で観ることもできますし、エドワード・オールビ―によって戯曲化もされています。いずれも原作にぴったり忠実なものですので、ここから入るのもよいでしょう。      

        書くことは、私にとって神を探すことだ
        
"Writing, for me, is a search for God"
                                                                    Carson McCullers

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