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躍動

2023/12/16〜2023/12/17




月並みな言葉ではあるが
楽しい日々はあっという間に過ぎていく


そして

始まりがあれば当然、終わりもある



7月1日、タイはパタヤで偶さかに出会ったユウヤ君。

思えばあの日は不思議だった。
一大観光地のシーズン最中において、そのホステルは8人、いや10人だっただろうか。とにかく大人数の相部屋にも関わらず、宿泊者は私達2人のみ。


日本人バックパッカー同士、話さない方が不自然な状況だった。


熱気に包まれるバンコクにて
カオソーイ(タイ風カレーラーメン)を食べ

”また会える日を”

そして彼は一旦帰国
私はマレーシアへ




それから約5ヶ月。
ユウヤ君はこの日、イスタンブールを発つ。

今回、此処で会えるかどうかは本当に未知だった。正直な話、会えないだろうとも思っていた。

だが次は必ず会えると確信している。
それだけ彼と再会したこの数日間は、私達の距離を縮めたことだろう。


金髪ロン毛からコーンロウに髪型を変え
相変わらず髭を蓄えたイカツイ彼

しかし筋の通った礼儀正しさと展望を持った
ユウヤ君の未来を
私は今から楽しみにしている





その夜、私とダイキ君、そして宿スタッフのハザーと3人でライブハウスへ。

イスタンブール中心街
ターキッシュ・ヘヴィメタル
ライブでの乾杯は格別だ

久々の爆音を体に浴び、思うままに体を揺らす姿は、もしかすると彼らを驚かせたかも知れない。
しかしやはり、音楽は素晴らしい。
いつでも私に活力を与えてくれる。
その記憶がまた、今後もふつふつと私を湧かせてくれるはずだ。


翌朝
宿の皆と談笑

この宿はほっこりとした一体感を生み出す。
所謂“アットホーム”というものだが、お互いの旅スタイルを尊重した適度な距離に感じる居心地の良さ。
おそらくスタッフの人柄によるものだろう。

それは不思議とゲストに伝播し、空間を構築していく。

これは狙って出来るものではない。
人の持つ性格が自然とそうさせていくのだ。
逆をいうと“そうとしか成り様がない”のだが、こうした宿命的な力が縁を紡ぎ、偶然を必然に変えていく。

改めて人間の素晴らしさ、旅の面白さを実感させる。



いつまで続けられるかわからないが

いつまでも心を躍動させていたい

躍動させる心を持っていたい


そんな日々だ


2023年3月から世界中を旅して周り、その時の出来事や感じた事を極力リアルタイムで綴っています。 なので今後どうなるかは私にもわかりません。 その様子を楽しんで頂けましたら幸いです。 サポートは旅の活動費にありがたく使用させて頂きます。 もし良ければ、宜しくお願いいたします。