自分と他者との線引き〜比べない方法
自分と他者との線引きが曖昧だと苦しい。
自分と他者を同じ土俵で考えて、比べたり、羨んだり、悲しんだり、優越感に浸ったり。
ろくなことがない。
そういう感情を超越した人もいて、自分も他者も大事に、同じように思える人もいるようだけど、私はそうじゃない。
自分を大事にしたいし、自分がたぶん第一だし、わがままでいたいとむしろ思っている。
他者との線引きがうまくできなくて、私なんか私なんかと、鬱屈していく、卑下していく。
私は私でいいのだと、適当に、適度に、相応に思えるようになりたい。
そのために必要なことは、誰かに何かを言ってもらうことじゃなくて、自分で気づくことなのだろうなと思う。
できないことを認める、という。
SNSだったら、いいねの数やフォロワー数、リアルの人間関係だったら、友達の多さ、自分の立ち位置。とかが目に見える何かかもしれない。
競うものはいくらでもあって、競う相手はいくらでもいて、勝てない相手もいくらでもいて、勝てない可能性も無限大にある。
あなたにとって勝つとは何?
あなたにとって競いたいことは何?
あなたが大事にしたいことは何?
そして、あなたにとって、全ての他者と、同じ土俵に立つその意味は?
私はバッハが大好きだけど、グレン・グールドみたいに弾けるようになるとは思っていないし、そこに憧れはあっても、悔しさはない。
すごすぎて、同じ土俵に立つなんて、恐れ多いと思う面もあるけど、私はピアニストになろうと思ったことがない。ピアニストになるための苦労もしていない。
でも、小学生の時、中学生の時、高校生の時、友達が少ない、いない、ぼっち、は、寂しくて、やりきれなくて、悔しくて、なんで私だけ! と思っていた。
人気者になろうと思ったことはない。でも、なんで私だけ寂しいのか、馬鹿にされるのかと悩んだ。
あの頃は、私とあの子たち(他者)は、違う人だと、分からなかったんだろうな。
比べることをやめるのは、正直難しい。
まあ、いいかと、問題を先送りするのも、時々難しい。感情がうまくついていかない。
でも、まずひとつできることがあるとすれば、ネガティブな意味も含んでしまうけど、「諦める」こと。「拘らない」こと。「こんなもんだよね」と、自分に言い訳しちゃうこと。
そうしているうちに、自分のできること、できないことの上限下限が見えてきて、なんとなく「そっかぁ」と思える。
目の前の、自分ができたことに対する喜びも素直に受け取れるようになる。
あの人に比べて、こんなので喜んでいて、、、とは、思わなくなる。
最初の一歩は、ネガティブかもしれないけど、生きやすくなるなら、それも一つの方法。
私は、こうだ。
私は、これでいい。これがいい。
そう思えたら、最強。
【今日の英作文】
「それで生活していけるかと自分に問い、何とかすると答えます。」
"I ask myself whether it is enough to live on, then I answer that I'll make sure somehow.''
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