最近、わざと独り言を増やしている。

一人暮らしをしていて、なにか発言したら、大抵は独り言にはなるんだけども、最近はその独り言を大盤振る舞いしている。

独り言大会みたいな。

私は自分へのダメ出しが多い。
「ダメじゃん」
「あかんやつ」
「馬鹿じゃないの」
「どうでもいいことしたね」
「あほらしい」
「役に立たないね」
「残念な人だよ、あんた」
みたいな。

とにかく自分を貶したり、馬鹿にしたり、否定したり。

こういう言葉は、実際に口から出ることもあるし、頭の中でぐるぐるぐるぐる回っていることもある。

そういう時に、
「大丈夫よ、森うさぎさん（実際は本名を言う）」
「そんなに心配しなくても、いいんだよ」
「まあまあ、次から次へとよく思いつくね」
「焦らなくてもいいんだよ」
「困ったことだねえ」
「困ってるねえ」
「そんなに言わなくても（思わなくても）いいんだよ」
「そのうち、そのうち」
と、あえて言う。

「しょうもない！」
と思った時は
「本当やね」
と流す。

これは全て独り言。

緊張した、攻撃的な自分の言葉を、あくまで否定しない。でも、真に受けない。

大丈夫、大丈夫となだめて、攻撃は受け流す。

こういう攻撃的な言葉たちは、私の心の不安の裏返し。

誰も知らないし、私が言わなきゃ誰も気が付かない、心の癖だ。

否定の嵐の中で、きっと本当の私は心の隅で怯えて震えているんだろう。

否定の嵐を、よしよし、そうだね、でもそんなふうに言わなくてもいいんだよと、自分に言い聞かせる。

そういうおまじないみたいな、セルフハグな言葉がけは、地味に効果があるらしい。

私はよく「死にたい」と口にしていた。

特に今すぐ、死ぬとかどうとか言うのではなく、どうにもならないから、死ぬしかない。疲れた。死にたい、と言う。

でも、このおまじないをするようになってから、「死にたい」がなくなった。

「死にたい」を言う前に、おまじないを言ってるから、言う暇がないのかもしれないけど、これは大きな前進だ。

気持ちが明るい。

軽い。嬉しい。

これは、ハッピーということではないだろうか。

独り言で、こんなことで、心が軽くなるならお安い。

ハッピーは、作れる。

誰かと比べることも、誰かに依存することもなく、自分でできる。

独り言は無料だし。

一人暮らしだから、独り言に対して誰の許可も要らない。

いい事づくめ。

弱弱メンタルからの脱出もできそう。

自分で、ハッピーは作る。心の健康も作る。作り直す。取り戻す。

心配で不安でいっぱいな自分を、セルフハグ。

【今日の英作文】
彼女はニコニコしながら、怒り狂っている。
She is getting angry behind her smile.

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