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ひとつの悲しいこと

たったひとつうまくいかないことがあると、ずっともやもや考えてしまう。

昨日、包丁で指を切った。

玉ねぎを切っていて、サクッといったので、結構痛い。

切り傷は治りにくいから、とても憂鬱。

仕事の仕方の問題で、絆創膏がちっとも絆創膏してくれない。どんなにウォータープルーフの頑丈なやつでも、汗で剥がれてきてしまう。これはきっと汗がしみて、とてもとても痛いやつだ。

1日、2日で治るかなあ。

治らないだろうな。

と思ったら、うまくいかなかったことが芋づる式に思い出されて、もやもやとずっと考えている。

悲しいことが、たったひとつあるだけで、こんなに憂鬱になっている。

人は一日の中で色々なことを経験するのに、考えてみれば不思議なことだ。

嬉しいことを数えて、幸せを感じることの難しさと、悲しいことを反芻して悩み続けることの虚しいほどの簡単さ。

それでも、しょんぼりだけして生きていくなんてつまらないと思いたいから、そういう時は歌をうたう。

できれば、歌詞カードもCDとかの本人歌唱もないアカペラで。

歌詞を思いだすことに集中する、うたうことに集中する、うたう自分の声に集中する。

他に気を紛らわせられると、少し気持ちも浮上する。

そうやって生きていく。

でも、指は痛い。。。

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