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うさぎの床材選びについて 代表的な床材のメリット・デメリットを紹介します

おうちのうさぎはどんな素材の床材を使っていますか?


ペットの床材選びは大切です。

ペットの特性に合わない床材を選んでしまうと、足や股関節を傷めてしまうことがあるからです。


うさぎの場合、足の裏に肉球がなく、毛で覆われています。

野生のうさぎは、土や草や枯葉などのクッション性の高い自然素材の上で生活しています。

ペットのうさぎの場合は、自然と同じ状態で飼うことは難しいですね。どんな床材を選ぶといいでしょうか。


今回はうさぎの床材選びについて紹介します。床材選びはうさぎの健康に影響しますので、慎重に選ぶことをおススメします。


「ソアホック」という皮膚の病気について

「ソアホック」という皮膚の病気をご存じですか?

うさぎが発症しやすい皮膚の病気の一つで、足の裏の皮膚炎になります。


うさぎの足裏は、犬や猫のように肉球がなく、毛で覆われています。

何らかの原因で、足裏の毛が脱毛すると、皮膚がむき出しになることも。

むき出しになることで、皮膚に傷が付いたり、炎症を起こしたりします。傷口から細菌感染をすることもあります。

この皮膚の異常をソアホックといいます。

ソアホックの症状が進むと、感染症を起こしたり、足の痛みから食欲不振を起こしたりします。場合によっては、命に関わることがありますので、注意が必要です。


ソアホックになる原因は主に2点です。

・うさぎの特性(大型種や短毛種はかかりやすい)

・飼育環境(環境の不衛生さ、床材がうさぎに合っていないなど)


ソアホックは完治に時間がかかり、再発することがあります。何より予防が重要な病気です。

おうちのうさぎの特性に合った床材を選ぶことで、ソアホックを防げる可能性が高くなります。


次はうさぎの床材の代表的な素材について、紹介していきます。

それぞれの床材のメリット、デメリットを紹介しますので、床材選びの参考にしてください。


金網・ステンレスの床材について


金網・ステンレスの床材は、メッシュ状になっています。


メリット

・メッシュ状になっているので、フンが下に落ちやすく、衛生的

・メッシュなので、汚れがこびりつきにくい

・耐久性がある


デメリット

・かじってしまうと、歯を傷めてしまう

・かじり癖のあるうさぎにはむいていない

・硬さがある床材のため、足裏を傷めやすい


木製の床材について


木製の床材はすのこ状になっています。釘を使っていないものを選ぶといいでしょう。


メリット

・うさぎがかじっても害がない

・天然の素材のため、足裏への負担が少ない


デメリット

・汚れ(おしっこなど)が染み込むため、まめに洗う必要がある

・洗った場合、乾燥までに時間がかかる(洗い替えが数枚必要)


プラスチック・樹脂製の床材について


金網の床材同様に、下にフンが落ちるように、穴が開いている形状になります。


メリット

・軽量のため、扱いやすい

・足裏への負担が少ない

・表面がなめらかなので、ふきそうじや水洗いがしやすい


デメリット

・金網の床材と比べると、耐久性が劣る

・体重の重いうさぎや活発に動くうさぎの場合は、衝撃で割れてしまうことがある

・傷が付きやすいため、傷から汚れが入り込みやすい


牧草マットを床材の上に敷く

上記で紹介した床材の上に牧草マットを敷くという方法もあります。

牧草マットであれば、自然に近い形の床材になるので、足裏には優しい素材になります。

デメリットは、木製の床材同様に、汚れが染み込んでしまうことです。牧草マットは洗うことができませんので、定期的な買い替えが必要です。


筆者は牧草マットを使っていましたが、我が家のうさぎは牧草マットが気に入って、よくその上で寛いでいました。たまにかじって、おやつにしていましたね。

おしっこをケージ内に飛び散らせないうさぎであれば、床材の上に牧草マットを敷く方法はおススメです。


床材を清潔にしておこう

うさぎに合った床材を選んだとしても、床材にフンやおしっこなど、汚れがついたままの不衛生な環境にしてはいけません。

不衛生な床材は、ソアホック以外にも、様々な病気の原因になります。

定期的に汚れを落とし、水洗いをすることが大切です。洗い替え用の床材を用意しておくといいですね。


まとめ

今回の記事では床材選びについて、紹介しました。


床材選びのポイントは、

・うさぎの体格(小型種か中型~大型種か)

・うさぎの毛質の違い(短毛種か長毛種か)

・うさぎの性格(ケージの中で活発に過ごすか、おとなしくしていることが多いか)

・うさぎの年齢(活発な若いうさぎか、動きが鈍くなる高齢うさぎか)

によっても変わってきます。

また、まめに掃除しやすいように、飼い主さんが手入れしやすい素材を選ぶことも大切です。


今回の記事では、それぞれの床材のメリット・デメリットを紹介しましたので、おうちのうさぎに合った床材選びの参考にしてくださいね。


講師名 anan

 

 子どもの頃から生き物が好きでした。今まで、ハムスター、インコ、モルモット、ハムスター、デグー、うさぎ、犬、ウーパールーパーとたくさんの動物と生活してきました。職場で飼っていたうさぎのお世話をしていたこともあります。

 以前我が家にいたうさぎは、垂れ耳のオレンジ色のホーランドロップでした。今でも家の近所のうさぎ専門店に通い、可愛いうさぎの姿に癒されています。将来はネザーランドドワーフを飼ってみたいです。

 

 










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