見出し画像

軽井沢から足を延ばして…軽井沢本通りのクラフトビール! 体験ルポ#3 Quartet Brewing Co.でちょっと一息

お盆休みに遊びに行った、長野県小諸市の友人宅。
小諸市は軽井沢の二つ隣。中心地からは少し外れたところのように見えますが、小諸にもステキなスポットやおいしいお酒がたくさん…!
そんな穴場な施設やお店を紹介すべく「軽井沢から足を延ばして」と題したこのシリーズでしたが…最後はやっぱり軽井沢に戻って、地元のクラフトビールをご紹介したいと思います!

紹介するのはQuartet Brewing Co.(カルテットブルーイング)さんのクラフトビール。
ここは事前に調べていたわけではなく、軽井沢駅から旧軽方面に向かってぶらぶら歩いているときに偶然発見したお店です。
お店といってもレストランやバーではなく、カウンター席がいくつかあるタップルームで、メニューはビールがたくさんとおつまみが少々といった感じのこぢんまりとした雰囲気です。

ところで、先ほどから何度か出て来ましたが、「クラフトビール」ってなんでしょう。
調べてみるとクラフトビールとは「小規模な醸造所で造られたビール」のこと。私のイメージだと「造り手の好みやこだわりが見える手作りのビール」という感じでしょうか。

一般的に日本でビールというと、黄金色の液体に白い泡がたっぷりのラガービールを思い浮かべる方がほとんどではないかと思います。
ですが、これはあくまでもビールの一種(ラガービールの中のピルスナーという種類なのだそう)。ビールって実は色々な種類があるのです…!

日本の大手企業が造るビールは飲みやすく、安定した美味しさが魅力です。
ピルスナービールがこれだけ親しまれているのはもちろん、日本人の好みに合わせて改良を加えた企業の努力があってこそなのですが、私のような欲張りな人間は、他の種類のビールも味わってみたいと思ってしまう…!

クラフトビールは、造り手がこれぞという種類のビールを追究し仕上げたオリジナルのものですから、もっと色々な種類のビールを知りたいという方におすすめなのです。

Quartet Brewing Co.さんのメニューを見ると、オリジナルのビールがざっと10種類ほど載っており、一つ一つに味や種類の解説がついています。
こうした解説があると、私のようにお酒の種類に詳しくない者でもそのときの気分で好みの味を選べて助かります。
飲みながらメニューを見て、ビールについて勉強したり次はこっちにしてみようかなと楽しめるのも嬉しいところです。

ところで、メニューの解説を見て気づいたですが、ビールにも様々なフレーバーやアロマがあるんですね。

前々回の記事で小諸蒸留所のウィスキーをご紹介したのですが、そこで教えてもらったことの一つに、ウィスキーもビールも原料は一緒だということがありました。
いずれも大麦麦芽、水、酵母の3つを原料とし、これにホップを加えて発酵させたのがビール、何も加えずに発酵・蒸留させたものがウィスキー。
ウィスキーの最大の特徴は、蒸留のあとに最低3年、樽で熟成させることで、この熟成によって様々な風味が醸し出されるとのこと。
蒸留所では、ウィスキーから醸し出される香りは天然のもので、なんの香料も使われていないことに驚いたのですが…ビールの場合は加えるホップの種類や量、投入するタイミング等で味や香りを調整するのだとか。
どちらも繊細な作業ですが、それぞれの違いを興味深く思います。

Quartet Brewing Co.さんのお店の奥は醸造所となっており、オリジナルのお酒はここで造っているのだそう。
店舗の奥にガラス越しに見える醸造所は小さな工場のようで面白く、ここから何種類ものお酒が生み出されるのかと思うと感激です。
ビールを造って、香りや味の調整をし、提供する。そうしたことを自分たちの手で行うというのは、職人のなせる技で、まさにcraftだなぁという感じ。

注文したビールをカウンターで飲んでいる間に、何人ものお客さんがお店に来て、ビールをテイクアウトして帰っていきました。ここではイートインだけでなく、お店のお酒を缶に詰めて提供してくれているのです。

常連さんなのか、さっと注文してさっと帰っていく方もたくさんいらっしゃって…自分のお気に入りの味がもう決まっているのかと思うとちょっと羨ましいですね。

私も全部試してお気に入りの一本を見つけたい。そう思わせてくれるステキなビールのお店でした。

体験ルポシリーズはこちら^ ^



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?