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泳ぎが得意・不得意なわんちゃんに隠された共通点とは?

あなたのわんちゃんは、プールや川遊びなど好きですか?泳ぐ手法である「犬かき」という言葉もあるわけですから、プールなどが好きなわんちゃんは多いようなイメージがありますよね。しかし実際は、泳ぐのが苦手なわんちゃんが多いと言われています。中でも日本出身である柴犬は、約9割が水嫌いなんだとか…!びっくりですよね。

実は、泳ぎが得意なわんちゃんと不得意なわんちゃん、それぞれに共通した特徴があります。

泳ぐのが得意なわんちゃんの共通点!

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わんちゃんの昔の暮らしぶりや身体の特徴などが関係して、泳ぐのが得意な場合と、不得意な場合があります。まずは、泳ぐのが得意なわんちゃんの共通点などをご紹介します!

●鳥猟犬として活躍していたわんちゃん
以前は、犬種によってわんちゃんの暮らしなども変化していました。例えば、ゴールデン・レトリーバーはかつて鳥猟犬として活躍していました。鳥猟犬とは、名前の通り鳥を捕まえる役割を担っていたわんちゃんのことです。鳥を捕獲するとき、対象が沼地や池に落ちることがあるのですが、それを回収する役割を担っていたのが、ゴールデン・レトリーバーなどでした。そのため、遺伝的にも水への抵抗感が少なく、泳ぐことも得意とされています

同じ理由で、プードルスパニエル系のわんちゃんも泳ぐのが得意です!

●漁師のお仕事をしていたわんちゃん
ニューファンドランドという犬種をご存知ですか?カナダのニューファンドランド島出身のわんちゃんなのですが、以前は漁師を手伝うお仕事をしていました。海で泳いでいたために、力もパワフル!泳ぎのプロフェッショナルとして知られています。

現在も、海難救助犬として活躍しています。さすがプロフェッショナル…かっこいいですよね!

●ウォータードッグと呼ばれるわんちゃん
わんちゃんの中には、ウォータードッグと呼ばれる犬種があります。ウォータードッグとは、名前の通り、泳ぐのが得意なわんちゃんたちの総称です。水中に潜ることも得意なわんちゃんもいるんだとか…。

ウォータードッグの特徴は、被毛が膜のように油で覆われていること(羊のような被毛)です。脂のおかげで、耐水性に優れています。また、指先がとても発達していて、なんと指の間に膜が張っています!これが水かきの役割を果たしており、パワフルな泳ぎができるようです。

泳ぐのが苦手なわんちゃんの共通点!

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わんちゃんの昔の暮らしぶりや身体の特徴などが関係して、泳ぐのを苦手としていることがあります。詳しく見てみましょう。

●愛玩犬とされていたわんちゃん
シーズーマルチーズなどの愛玩犬として暮らしていたわんちゃんもいました。愛玩犬とは、番犬や猟犬などの役割がなく、純粋に家族として一緒に暮らすわんちゃんのことです。愛玩犬は水の中を泳ぐ習慣がなかったため、泳ぐことも苦手なようです

●短頭種のわんちゃん
短頭種という、いわゆる鼻ぺちゃのわんちゃんも泳ぎを苦手とすることが多いです。主な犬種として、パグマルチーズペキニーズチワワなどが挙げられます。短頭種のわんちゃんは、鼻や首が短い構造となっています。それと同時に喉も狭いため、泳ぐ際に溺れてしまう可能性があります…。身体的にやや泳ぐのに向いていないのです。

●身体が冷えやすいわんちゃん
被毛が短いミニチュア・ピンシャーイタリアン・グレーハウンド、さらには身体の小さいチワワなどは身体が冷えやすいです。そもそも「水に濡れる」という身体を冷やしてしまうような行動を避ける傾向にあります。

●胴長短足のわんちゃん
胴長短足と言えば、ミニチュア・ダックスフンドですよね。ダックスフンドは、元々巣穴を掘る作業などに適した身体の造りをしています。一方で、水の中を泳ぐのはとても苦手です…。足が短いため、うまく水中を掻くことができないのです

●日本出身のわんちゃん
柴犬などの日本出身のわんちゃんたちは、山間部の猟犬として活躍していた影響で、水場に慣れていません。また、日本出身のわんちゃんは警戒心がかなり強いことで知られていますので、水場に入りたがらないことも少なくないです

本能だけでは、わんちゃんも泳ぐことができない!

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ここまで、泳ぐのが得意・不得意なわんちゃんの特徴をそれぞれご紹介いたしました。身体の造りだけではなく、以前の暮らしにより培われた本能的な部分も影響することを知っていただけたかと思います。

ただし、本能だけではわんちゃんも上手に泳ぐことができません人と同じように練習を積み重ね、少しずつ上手に泳げるようになることを頭に入れておきましょう

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