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有権者を裏切って数合わせで大きくなっただけの政党に未来はない (例:日本未来の党) そして「国民民主+れいわ+N国」の悪魔合体(笑)

あの民主党が離合集散の末に元の鞘に納まるそうです。

まあ、「元の鞘に収まる」と言っても、実際には、すでに離党して自民に行ってしまった細野、長島、鷲尾、松本剛、平野ら保守系議員を大量に失っているのですから、分裂前と比べても大きく左旋回しているのですが。

国民民主の玉木代表はこの流れに反発して、合流を拒否しておられるようですが、そもそも、国民民主に小沢一郎氏を引き入れたことが間違いだったのです。小沢氏は今回もまた政党を1つぶっ壊したわけです。玉木さんはおそらく人柄は良いのでしょうが、こういうことが分からないあたり、大事をなす人物ではありません。

ところで、150人規模となり大きくなった立憲民主党ですが、これが自民党に対決しうる政党になれるのかといったら、答えは否ですよね。火を見るより明らかです。

忘れている人も多いかと思いますが、そもそも、国民民主というのは、もともとは希望の党であって、小池百合子さんの支持者のおかげで当選できた議員が少なくないわけです。また、数の点では大したことないかもしれませんが、日本のこころ(旧・次世代の党)の支持者の票も若干入っています。

そして、小池知事や日本のこころの支持層が、彼らの投票によって当選した議員が立憲民主に合流したからといって、そのまま立憲民主に投票するでしょうか?答えは火を見るより明らかですね。

つまり、合流したからといって立憲民主に投票する人は、ほとんど増えないわけです。

じゃあ、小沢一郎氏の自由党の支持者はどうでしょうか?

私の見立てでは、彼らはほぼ、山本太郎率いる「れいわ新選組」に流れてしまったのではないかと思います。

小沢氏はかつて消費税増税に反対して民主党を飛び出したはずですが、その路線を今も忠実に受け継いでいるのは、小沢氏と共に「生活の党と山本太郎と仲間たち」の共同代表を務めた山本太郎氏です。

ところで、かつて小沢一郎氏は、現在の山本太郎氏のように、限られた特定の層から熱狂的な支持を集めていました。日刊ゲンダイなどは、小沢の機関紙とまで揶揄されてましたね。

しかし、小沢氏は一部の熱狂的な支持とは裏腹に、世間の大多数からは信用されず、選挙で大惨敗してしまいました。民主党を離党した小沢氏が選挙前に大慌てで作った急造政党「日本未来の党」は、民主党を離脱した同志たちに加えて、当時の滋賀県知事の嘉田由紀子氏、国民新党を追い出された亀井静香氏、社民党から逃げ出した阿部知子氏ら、あちこちから人材をかき集めて、衆議院61名、参議院8名の大所帯となったが、直後の総選挙で衆議院議員の大半が落選し、僅か9名(衆参計17名)のミニ政党に転落してしまったのです。

このように、国民の支持を有しない者同士が集まって一時的に大きな勢力を作っても、それによって支持が増すことはなく、結局は選挙によって適正な人数にふるい落とされるだけです。


ところで、ここで注目すべきは、玉木氏が「消費税減税」を主張しておられることです。先にも申し上げた通り、私は基本的には彼を大事を為す人物ではないと思ってますが、ここで「立憲民主党に合流しない」という選択を取っていることに、一縷の希望を持っています。

現在、消費税の大幅な減税を訴えている政党は2つしかありません。「国民民主党」と「れいわ新選組」です。あ、日本共産党もあるとかいう指摘はとりあえず聞き流しておきます。れいわと立憲民主は、消費税率で対立して合流に至りませんでした。

ということは、「れいわ新選組」と「国民民主党」の合流は、ありうるのではないでしょうか。

これ、結構面白いアイデアだと思います。れいわとしては、右にウイングを広げられるわけですし、国民民主から見れば、地味なイメージを払拭できる。正直、国民民主の支持率が低いのは、小池知事のようなアイコンがいないからですよね。そのポジションに山本氏が就けば、国民民主最大の弱点は補えるのです。

また、この話は、資金不足に悩まされ、なおかつ戦略的にも行き詰まりを見せている山本氏にとっても悪い話ではないと思います。

実は、去年の時点ですでに両党の合流を予想していたメディアがありました。なんとそれが日刊ゲンダイ(笑)

さて、もう1つ、ここにN国も合流させたらどうでしょう。かつて、玉木チャンネルに立花孝志氏が出演したとき、玉木氏は立花氏の話に大いに感銘を受けていたように見えました。

国民民主党としてはともかく、玉木氏個人は立花氏氏にずいぶん感化されてしまった印象を受けました。その後、玉木氏と立花氏が交流を深めたという話は聞きませんが、玉木氏とN国の合流は全くない話でもないように思います。

もちろん現時点では単なる私の妄想にすぎませんが、山本太郎、玉木雄一郎、立花孝志が集まって1つの政党になったら、是非や賛否は別として、とりあえず政治が面白くなることだけは間違いないでしょう。

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