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【リテラ】麻生太郎が「若者が政治に無関心なのは悪いことでない」←何が間違ってますか?

本題に入る前に、引用はしませんが、この記事の前半、ほとんど三浦瑠麗さんへの誹謗中傷、ネチネチとした陰湿な三浦さん叩きで埋められているんですよね。

もちろん批判は良いのですが、三浦さんのことを「政権擁護」だの「安倍応援団」だのというレッテルを貼って悪魔化する手法は、本当に悪質だと思います。

ご存じの方も多いと思いますが、三浦さんは津田大介さんや東浩紀さんとも仲が良いですし、田原総一朗さんからも信頼されている。こういう、意見が違っても互いに尊重して交友するというのが、本当のリベラルだと思います。

そういう人に対して、「あいつは極右」「あいつは政権寄り」みたいな、極めて一面的な見方しかできない人たちって、怖いです。

最近の、つるの剛士さんへのバッシングもそう。つるのさんは純然たる被害者なのに、取るに足らない発言を針小棒大にチェリーピッキングして「外国人差別だ」と大騒ぎし、しかも10年前の発言をほじくり返したりする(それとて、べつに大した発言ではない)。本当に陰湿。

三浦瑠麗の攻撃の陰湿さは、さらにそれを上回ります。CMに出演しただけで物凄いバッシング。あれは何なんでしょう。本当に気持ち悪い。三浦さんの場合、彼女が女性だから余計に叩かれているようにも見えてしまうのですよね。自民党の女性議員だってそうですよね。なんでフェミニストはああいう女性差別主義者たちと戦わないんでしょう。不思議。

つるのさんにせよ、三浦さんにせよ、一度パヨクのターゲットにされたら一生許してもらえないような空気ありますよね。完全にイジメですよ。つるのさんの発言なんて、例えばラモス瑠偉さんが同じことを言ってたら、誰も何も言わなかったでしょう。なんでそこでラモスなんだってのは突っ込まないで(笑)

さて、そろそろ本題へ。ここからはリテラの文章を引用する。

(前略)麻生氏は冒頭からこんなことを言い出したのだ。

「若者が政治に関心がないというのは、悪いことではない」「それだけ日本で平和に暮らしているということだ」

 そして、アフガニスタンなどの内戦が続く地域と比較して「政治に関心が無くても平和に生きられる国にいるほうがよっぽど良い」と決めつけたのである。

論理的に考えて、何も間違ったことは言ってない。若者が政治に関心を持つということはもちろん悪い事ではないが、それは、若者が政治に関心を持たないことが悪いということにはならない。

麻生さんは「若者が政治に関心を持つことは良くない」とは言ってないのだが、どうもパヨクはこういう論理的思考が苦手なようで、ANDとORとNOTの区別とか、逆裏対偶の違いとかを理解することができないらしい。

そして「若者が政治に関心を持つことが望ましい」と「若者が政治に関心を持つ必要のない社会は素晴らしい」は、なんの矛盾もなく両立する。

例えば「料理くらいできたほうが良いよね」と「自炊できなくても生きていけるのは素晴らしいよね」は両立するのと同じである。

例えば「車の免許くらい持ってたほうが良いよね」と「車の免許がなくても働けるようになるべきだよね」は両立するのと同じである。

 安倍政権によってこれだけ格差と貧困が広がり、差別と分断、人権侵害が横行しはじめた日本を「平和な国」などと認識しているというのも呆れるが、もっととんでもないのは、この発言が麻生氏のファシズム肯定思想をもろに表していることだ。

安倍政権への評価は人それぞれだし所詮パヨクの負け惜しみにすぎないのでいちいち反論しないが、日本の現状はだれがどう見ても平和な国なのは否定しようがないし、麻生氏の発言をファシズム肯定と捉えるのは明らかに無理がある。

何度もしつこく言っていることだが、政治への無関心とファシズムはまったく正反対の現象であって、これを同じだと思ってるリテラは・・・なんと言ったら良いのだろう、言葉が思いつかない。

ヒトラーは若者が政治に無関心だったから台頭したのではなく、むしろその逆で、ドイツの若者がヒトラーに熱狂した(むろん熱狂したのは若者だけではない)からこそ誕生したわけだ。

 麻生氏は2013年、憲法改正論議に関して「ドイツのワイマール憲法もいつの間にかナチス憲法に変わっていた。誰も気が付かなかった。あの手口に学んだらどうかね」と発言して物議を醸した。

  民主主義や国民の知る権利を全否定し、ナチズムを肯定するひどい発言だったが(後略)

これも、麻生氏の発言の意図は、ドイツの国民がヒトラーに熱狂する中で全権委任法が制定されて、ワイマール憲法は「事実上」停止したことを言っている。「事実上」というのは、形式的にはワイマール憲法は廃止されていなかったからだ。

にもかかわらず、マスメディアは麻生氏の発言意図を切り取って、曲解し、正反対の意味で引用すると言う愚をいまだに続けている。こういうのは政権批判ではなくただの誹謗中傷であり、ジャーナリズムではなくただの政治煽動である。

余談ですが、web論座の白井聡さんの連載が9月5日を最後に途絶えているのですが、どうなっているのでしょうかね。私は、続きを楽しみにしているのですが(と言いつつ文章は全く読んでないw)。

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