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宮迫博之vs光文社(FLASH)で見えたマスコミ「謝ったら死ぬ病」

雨上がり決死隊の宮迫さんが「1kg700円のセレブ米」を「8kg以上買い占めた」という、しょうもないバッシング記事がFLASHに掲載され、その意味不明さが各所で指摘され、逆に宮迫さんが同情されるという面白い現象が起きてますが、世論の支持に気が大きくなったのか、宮迫さん自身が光文社に電凸する、という企画が、宮迫さん自身のYouTubeチャンネルで行われました。

改めて言う必要もないかもしれませんが念のため言っておくと

・1kg700円は「セレブ米」なのか
・8kgは「買い占め」に当たるのか

ちなみに、宮迫さん自身は「700円もしない」「8kgよりもっと(10kgくらい)買ってる」とのことですが、まあ、そこは些細な違いでしかないので良いと思います。こんなの、誰がどう見ても買い占めでもなんでもなく普通の買い物です。もちろん、米は生きるために必要ですから、「不要不急」の外出でもありません。

つまり、10対0で宮迫さんの言い分が正しいのです。

もっと言うなら、こんな写真を撮るために、宮迫さんに張り付いていたカメラマンのほうこそ「不要不急」です。それとも、まさか外出を避けるためにドローンで撮影したのでしょうかね?そんなわけないと思いますが、もしそうならそれはそれで違法ですし。

そして、宮迫さん本人からの電凸に対する答えも支離滅裂。「お店に銘柄を確認した」と言ったり「いや銘柄は確認してない」と言ったり、まともに会話が通用しない。だいたい、お店の人がお客さんのプライバシー(何を買ったか等)をペラペラしゃべるはずがないですよね。

それで、最後の方は、光文社の方が「米8kgは買いすぎだ」と頑迷に言い張って堂々巡りになり、挙句には「これで話を終わらせられるのは不完全燃焼だから今度宮迫さんの家に行ってお話しましょうか」などと脅迫まがいのことを言いだす始末。

宮迫さんは最初に「動画を取ってます」「YouTubeで流します」と言っており、途中でも何度も繰り返しそう言っていて、しかも光文社側はそれを了承しているのですが、大丈夫ですかね?良く言えば潔いと言えるのかもしれませんが、単に恥の概念がないだけのように思います。

ただ、宮迫さんの発言にも少しひっかかることがあって、1つは謝罪を要求していること。そこまで大袈裟な話にするのはどうかと思います。もう1つは「お国のために」という言葉を使っていること。言いたいことは分かるのですが、この言い回しには極端な拒絶反応を示すアレルギー保有者が今も少なくないので、もうちょっと別の言い方はなかったのかな、と思いました。

とはいえ、これも重箱の隅をつつく話で、光文社側のほうが圧倒的に醜い。

それで私、思ったのですけど、これって何も光文社が低俗な週刊誌を出してる会社だからこうなのではなく、3大全国紙やテレビ局に至るまで、マスメディア全体に蔓延してますよね、謝ったら死ぬ病、ってやつが。

どんなめちゃくちゃな屁理屈を使ってでも自己正当化しようとするのって、自分を客観的に見れてないからだと思うのですが、それをすることで何か自分に得があるとでも思ってるのでしょうかね?どう考えても、さっさと非を認めて謝罪したほうが良いと思うのですけど。

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