ごまずん

大阪のテストあざらしです

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開発経験のない「バキバキQA」であることについて

はじめに私は開発経験のないバキバキQAです。 そんなバキバキQAであることについて、どのような思いを持っているかを記載したいと思います。 本記事を読むと、開発経験がない=バキバキQAと読めてしまいます。 それは私の意図とも合っています。 ただ私はバキバキQAをレッテル貼りとして使っているわけではありません。 この記事やイラストを見て楽しんでもらったり、考えて貰えばそれで満足です。 バキバキQAは私で、あなたが自分から名乗らない限り、バキバキQAではありません。 私以外の誰か

    • テストプロセス改善技術を身につけ、実践することの意味と意義

      はじめに本記事は「テストプロセス改善技術」を身につけ、実践する意味と意義について記載しようと思います。 テストプロセス改善技術の概要としては以下を参照してください。 https://www.aster.or.jp/business/testprocess_sg/pdf/ASTER_TPIGuide_v1.0.0.pdf この記事のコンテキスト 私は「TPI」という、江戸時代に作られたテストプロセス改善技術を取り扱うギリ専門家です。 それを私の強みの一つとして取り扱ってい

      • 大学で新卒の就職活動の人に伝えたい会社を選ぶ軸とかエンジニアとか営業とか

        はじめに本記事は縁あって新卒の就職活動中の人とお話しすることになり、その前に自分の考えをまとめておこうと思った記事です。 以下の方を読者と考えています。 内定先を迷っている人 エンジニアか営業かで迷っている人 あんまり参考にならないごまずんの就職歴参考にならない就職活動 2015年卒業予定でギリ普通くらいの大学を卒業した私は結構いい感じの商社に内定が出ました。 当時はアベノミクスで売り手市場になる転換期であり、前年の先輩は就活に超苦労していましたが、私の年度からは就活

        • QMファンネルってなんだったの? 〜QMファンネル批判への自問自答編〜

          はじめにこの記事は、「QMファンネル批判 〜鵜呑みにするとキケンな魔術書〜」に対する自分なりのアンサーです。 私はテスターなので批判だけでも価値があると思っていますが、QAエンジニアとして答えなしでいるのは業界のためでもないと思って記載します。 こちらはあくまでごまずんの理解であり、公式見解ではないことをご了承ください。 本当のところをお知りになりたい人は関西のテスティングアイドルT氏や葛飾の区長I氏といった有識者に聞いてください。 間違いの指摘があった場合は、誰からの指摘を

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        開発経験のない「バキバキQA」であることについて

        • テストプロセス改善技術を身につけ、実践することの意味と意義

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        • QMファンネルってなんだったの? 〜QMファンネル批判への自問自答編〜

          QMファンネル批判 〜鵜呑みにするとキケンな魔術書〜

          はじめに本記事はQAなら当たり前に知っている「QMファンネル」について、「よくわからない」と叫ぶ記事です。 QMファンネルは2020年ごろのJaSSTで言われ始め、ちょっとマニアックなQAの人には当たり前のスキルフレーム的なものになっています。 一方で、内容やコンテキストをあまり理解しないまま、内容やコンテキストがあまり記載されていない資料を参照して、内容やコンテキストをふんわり捉えて、求人票とかに「インプロセスQA以上の経験があること」とか書いちゃう企業をたまに見かけます。

          QMファンネル批判 〜鵜呑みにするとキケンな魔術書〜

          テスト設計パターンに挑戦「仕様スニペット001」をやってみる

          https://twitter.com/kz_suzuki/status/1780943509434020157?s=61&t=e2tnn7sBBU0nVfdQcHjKcA 入力のパターンを考える 最初に考えるのは入力のパターンでした。 でも、この場合入力するのは「親」か「子」かというプロパティのみっぽいです。 ですので以下のテスト条件を確認します。 「親としてAを追加できること」 「子としてBを追加できること」 ただし、子の条件には「必ず1個の親を持つ」とあるので、以下

          テスト設計パターンに挑戦「仕様スニペット001」をやってみる

          テストケースってなんなの?

          はじめに(宇宙単位では)先日、JaSST nano vol.1に発表させていただきました。 「テストケースってなんなの?」というタイトルです。 この記事は補足でもないですが、この記事の結果、つよつよQAにブチ叩かれてボコボコにされてもへこたれない自信が出てきたので改めて書いてみようと思います。 テストケースに対して自信を持てなくなった"テストケース"へのゆさぶり きっかけはテスト設計コンテストU-30チュートリアルでした。 マイヤーズの三角形問題の回答として例示されたテス

          テストケースってなんなの?

          Dirty TesterとバキバキQAに込めた想い

          はじめにこんにちは。もし会えなかった時のために、おはよう、こんにちは、こんばんは。Dirty Testerであり、2024年からバキバキQAを名乗っているごまずんです。自分の異名を自分でつけたのですが、それに込めた思いを一度も文書化していなかったので、ここで文書化してみようかなと思って記事にしようと思います。 Dirty TesterDirty Testerの背景 大阪の第三者検証で死ぬほど燻っていた私は、「テストエンジニアではなくテスターだ」と呼ばれたことに対してやばい

          Dirty TesterとバキバキQAに込めた想い

          自分のオンボーディングは自分でやろう〜フルリモートでなる早で成果を上げるためにやったこと〜

          はじめに 本記事は私が自社QAとして入社して2ヶ月で行った自分オンボーディングの工夫について記載します。 4月になりオンボーディングされる方が多いと思うので書いてみます。 オンボーディングは受け入れ側が実施すべきだと思われがちですが、実際はオンボーディングを受ける側についても少しの配慮と工夫が必要になります。 これはフルリモートの例なので、出社される場合は別の方法があると思います。 また本記事の事例はn=1の事例であり、また今回の成功事例もチームのメンバー、会社の文化、タイ

          自分のオンボーディングは自分でやろう〜フルリモートでなる早で成果を上げるためにやったこと〜

          転職ドラフト体験記

          はじめにこちらの記事は転職ドラフト体験談投稿キャンペーンに参加しています スピード転職を実現したこと、サービスがよかったこと、そして10000円のAmazonギフトカードがもらえるということから、転職ドラフトについて書いていこうと思います。 登録から指名まで登録のきっかけ 最初は転職ドラフトを通じて転職する気はありませんでした。 ある企業の選考を受ける中で、報酬の検討のために市場価値を大切にしているということがありました。 そこで自分の費用感を判断するために、大体の金額

          転職ドラフト体験記

          【退職エントリ】第三者検証限界テスターをやめます

          転職します第三者検証限界テスターこと私が転職するので、退職エントリを書いてみようと思います。 今まで退職エントリは真面目に読んだことがないので、どんなことを書くのかはよくわかっていませんが、思うがまま書いてみます。 第三者検証テスターのふりかえり第三者検証テスター以前のおはなし 第三者検証、通称V社に入社したのは単なる巡り合わせでした。 2018年2月の25歳くらいの頃。 私は先行きままならない建設営業から脱して、IT営業になろうとしました。 いくつかの会社と面接しました

          【退職エントリ】第三者検証限界テスターをやめます

          第三者検証テスターのつらさ、そしてよさ

          はじめにこの記事はn=1の第三者検証体験です。 今自分はどこかの第三者検証会社にいます。 第三者検証全体がこうではなく、ある巡り合わせにあったテスター一人がこんなふうに思ってたんだなというのを記録するために書きます。 いつ当事者じゃなくなるかわからないので。 この文章を読んで誰かにどうこうして欲しいとか誰かを上げ下げしようとかいう意思はないです。 割とつらかったこと単価と工数 私はエンジニア生活の2/3くらいを派遣契約で過ごしたため、仕事の良し悪しについてはやっぱり単価と

          第三者検証テスターのつらさ、そしてよさ

          gTAAってなんなの?

          はじめに先日、JaSST Nano Vol.22(https://jasst-nano.connpass.com/event/276764/)にて「gTAAってなんなの?」について発表しました。 FBが欲しかったのですが、スライドではFBしづらいとのFBをいただいたため、 発表内容をnoteに記載します。 この記事のお断り ・オタク向けの内容です。 ・その割に私は有識者でもなんでもない ・自動テスト警察のみなさん、どこが間違ってるか教えてほしい JSTQB TAEについ

          gTAAってなんなの?

          WARAI冬の陣2022に参加してきました。

          WARAI冬の陣2022に参加してきました。 https://warai.connpass.com/event/260991 WARAIとは「関西ソフトウェアテスト勉強会」のことで、 関西在住のメンバー中心で実施しているソフトウェアテスト/QAの勉強会とのことです。 今回2022冬の陣ではオンサイト参加してきました。 オンサイト参加は私含め4名、発表者含め6名で、活発な議論が繰り広げられました。 今回の内容は以下のとおりです。 1.テスト計画を学ぶ 2.組織的テスト

          WARAI冬の陣2022に参加してきました。

          JSTQB Advanced Level Test Analystの勉強方法

          2022年2月のJSTQB ALTA試験に参加して合格していました。 勉強方法を記載しておきます。 1.サンプル問題を解くこと ISTQB公式にあるサンプル問題を解くことをおすすめします。 JSTQBは国際資格で、尖った問題や奇を衒った問題を出すよりも、前例にならった問題を出す傾向が強いように思えます。 特にK2,K3レベルの問題はサンプル問題そのままが出る場合が多いので、答えを丸暗記してしまっても数点稼ぐことができるでしょう。 2.シラバスにアンサーする 試験問題は

          JSTQB Advanced Level Test Analystの勉強方法

          2020年の振り返り

          そろそろ年末ですね。 というわけで、2020年を振り返っていこうと思います。 チームジャーニー2020年の最も重要な出来事としては、チームジャーニーという書籍に出会ったことだと思います。 それまで私にとっていい仕事とは、「誰にも迷惑をかけず、一人で解決する」ということでした。 一方で「一人では何も解決しない」「いつも誰かに迷惑をかけている」という気持ちが拭えずに常に鬱屈した気持ちでした。 ともに考え、ともにつくり、そしてともに越える。そのために自分が一人目になる。という本

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