暗渠 115 Foliage Poet 2023年2月17日 16:23 山の斜面の家と家の間の、曲がりくねった歩道の裏側を下りて来た暗渠は、海岸線の国道脇に立つゴミ収集ステーションの手前でコンクリートの蓋が無くなり、幅狭な水路に変わる。だがすぐにアスファルト道路の裏側を横切り、海辺の家と家の隙間に開口する。流れ落ちる水が引き潮の砂泥に浸み込み、庇の影がその上に落ちる。左右のコンクリートの縁はもう少し続き、庭先の海岸堤防の開口部で終わる。石積み造りの突堤が湾曲しながら海へ伸びて行く。遠くに島が浮かんでいる。 ダウンロード copy この記事が参加している募集 私の作品紹介 92,987件 #詩 #創作 #私の作品紹介 #現代詩 #自由詩 #海 #散文詩 #家 #島 #海辺 #国道 #暗渠 #ゴミステーション 115 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? 記事をサポート