Yutaro Murakami

ミャンマーの事業会社でマネージャー → 株式会社ゆめみ Interaction des…

Yutaro Murakami

ミャンマーの事業会社でマネージャー → 株式会社ゆめみ Interaction designer / 沖縄出身🌴/ 東南アジアとデザインが好きです

マガジン

  • じゃらんアプリのリデザイン

    デザインを学びはじめてから初めてのリデザイン

  • Myanmar App UI Redesign

    ミャンマーで展開されているアプリのリデザイン。

最近の記事

「文脈を理解する」ということについて考えてみる

私達は日常の中で何かを形づくる際に、その物事の背景や意図、その物事に関連する要素などを理解し、それらをもとに意思決定し実行するということを、連続的かつ多発的な活動として行なっています。 それは様々なレベルでの活動で行なっており、例えば仕事でクライアントへ提案する際には、クライアントやその先のユーザーが求めているものを理解することはもちろん、時にはその業界の最新のトレンドはたまた歴史について理解する必要があることもあります。友人へのプレゼントを選ぶ際には、その友人がどんなもの

    • かたちをつくるとはどういうことなのか?

      以前、道具的存在なソフトウェアのデザインをするにはどうしたら良いのだろう?と自分なりに考えたことについての記事を書きました。その中で、 「ユーザーが直接操作していると感じるのは、そのソフトウェア上に存在するユーザーの概念(オブジェクト)であり、それらを設計するには現在のソフトウェアの主要な表示形態となっているGUI、その基本的な設計手法であるOOUIによって実現できると考えています。」 と最終的に結論づけ、その記事を書き終えましたが、その後も日々の仕事の中で様々なクライア

      • 人間中心設計スペシャリストに合格しました

        2020年度、人間中心設計スペシャリスト認定試験を受験し、合格しました。 認定試験を受験するにあたって、実施したことや感想を書いていこうと思います。 人間中心設計とは人間中心設計(以下HCD)の定義について、ISO9241-210を参照すると、 「対話システムの利用に焦点をあて、人間工学やユーザビリティの知識や技法を使って、そのシステムをより使いやすくすることを目指すシステム設計開発のアプローチ」 と定義されています。 日本ではHCD-Net(人間中心設計推進機構)が

        • 道具的存在なソフトウェアのデザイン

          本日3月22日(日)のDesign Scrambleに登壇予定だったものの、コロナウイルスの影響で中止となってしまいました...😢開催できなかったことは大変残念ですが、個人的にデザイナーとして働き始めてちょうど1年経過し、学んだことを整理したかったため、当日話そうと思っていた内容をnoteにまとめてみました。よければ読んでみてください。(※こちらの記事は僕個人の見解となります) --- 株式会社ゆめみでインタラクションデザイナーとして働いている村上雄太郎と申します。大学ま

        「文脈を理解する」ということについて考えてみる

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        記事

          インドネシアのIT事情

          2019年11/28~12/3の間、インドネシアのジャカルタを訪問し現地の起業家や働いている方(日本人4人、インドネシア人2人)にお会いしてきました。そこで聞いてきたお話を簡単にまとめたいと思います。 アプリ利用事情Gojek、Grab:移動、配送 Gojekはインドネシアで最も有名なサービスの一つで、インドネシアの人々の生活のインフラ的な存在となっているアプリです。 車やバイクの配車はもちろん、フードデリバリーやマッサージ師、お手伝いさん、修理屋さんも呼ぶことができま

          インドネシアのIT事情

          オブジェクトベースなUI設計を学んだら視点がガラリと変わった話

          同僚である@akira_motomuraにオススメされて、上野学(@manabuueno)さんのオブジェクト指向やOOUIに関する記事を読んでみたのですが、 個人的にサービスをつくる際の視点がガラリと変わったのでまとめてみたいと思います。 オブジェクトベースなUIとは?オブジェクトベースなUIとは、オブジェクト(ユーザの関心の対象物)を手がかりに操作設計されたユーザーインターフェースのことを言います。 (OOUIとも呼ばれている) 代表的な例としてApple製品が取り上げ

          オブジェクトベースなUI設計を学んだら視点がガラリと変わった話

          デザイナー視点でIoTについて勉強してみた

          UX/UIデザイナーの村上雄太郎です。 今年の3月に、2年弱滞在していたミャンマーから日本に戻ってきたのですが、 これから東京で住むにあたって、せっかくなら新しいテクノロジーに色々触れていこうと思い、家にIoT製品の導入(現在Google Homeとスマートコンセントのみ)を始めました。 それらを使いながら生活していることで、僕の生活においても変化があり便利だなあと思うところもあったので、 ちょっと本も読んでみようと思い、そのまとめや今後デザイナーとしてどう関われそうかみ

          デザイナー視点でIoTについて勉強してみた

          Yangon Door 2 Door (Food delivery service) UX case study

          ミャンマーにいる村上雄太郎です。 今回はミャンマーにて展開されているフードデリバリーサービス「Yangon Door2Door」のUXリデザインをおこないました。 English Ver https://medium.com/@yutaromurakami/yangon-door2door-food-delivery-service-ux-case-study-myanmar-app-redesign-bf594603c1a1 今回のリデザインにおける全体の流れとしては

          Yangon Door 2 Door (Food delivery service) UX case study

          ミャンマーのスタートアップまとめ【40社】

          ミャンマーにいる村上雄太郎です。 最近ミャンマーのスタートアップ関連のイベントに参加したり、企業さんとお会いすることが多いので、現時点で僕が把握しているミャンマーのスタートアップをまとめてみました! スタートアップの定義が難しいのですが、今回は ・ITを活用したサービス ・受注などではなく、自社プロダクトをミャンマーで展開している ・現在も企業活動をしている(であろう)サービス の点からピックアップしました。 3番目の現在も企業活動をしている(であろう)サービス

          ミャンマーのスタートアップまとめ【40社】

          OK$(payment) UI Redesign

          ミャンマーでUI/UXデザインをやっている村上雄太郎です。 Myanmar App UI Redesignマガジンでは、僕が個人的に感じているミャンマーのサービスの課題を勝手にリデザインしており、その思考の過程を記録したものです。 ミャンマーのサービスの紹介や現状を多くの人に認識してもらえると嬉しいなと思います。 今回はミャンマーで展開されている決済・送金サービス、OK$のリデザインを行いました。 リデザインのゴール企業側からユーザーデータや数字が出ているわけではないの

          OK$(payment) UI Redesign

          InternetJournal(media) UI Redesign

          ミャンマーでUI/UXデザインをやっている村上雄太郎です。 Myanmar App UI Redesignマガジンでは、僕が個人的に感じているミャンマーのサービスの課題を勝手にリデザインしており、その思考の過程を記録したものです。 ミャンマーのサービスの紹介や現状を多くの人に認識してもらえると嬉しいなと思います。 今回はミャンマーで展開されているITに特化したメディア、Internet Journalのリデザインを行いました。 Internet Journalは現在アプ

          InternetJournal(media) UI Redesign

          Zegobird(EC) UI Redesign

          ミャンマーでUI/UXデザインをやっている村上雄太郎です。 Myanmar App UI Redesignマガジンでは、僕が個人的に感じているミャンマーのサービスの課題を勝手にリデザインしており、その思考の過程を記録したものです。 ミャンマーのサービスの紹介や現状を多くの人に認識してもらえると嬉しいなと思います。 今回はミャンマーで展開されているECサービスのZegobirdのリデザインを行いました。 課題点と改善点 1.トップページ 課題点 ① "Recommen

          Zegobird(EC) UI Redesign

          ミャンマーの大手スーパーCityMartの決済サービス、「City Rewards」は絶対に使った方がいい【ミャンマー決済サービス】

          こんにちは、ミャンマーにいる村上雄太郎です。 今回はミャンマーの大手スーパー最近ローンチした、City Rewardsという決済サービスを使ってみたところ、 これまでにあったミャンマーのどの決済サービスよりも圧倒的に使いやすく感動したので、使い方、既存決済サービスと比較した時のメリット・デメリットについて書いていきたいと思います。 使い方まず始めに使い方としては、 ①アプリのダウンロード(iOS, Android) ②登録(パスポートナンバーなど必要) ③CityM

          ミャンマーの大手スーパーCityMartの決済サービス、「City Rewards」は絶対に使った方がいい【ミャンマー決済サービス】

          ミャンマーの送金・決済サービス比較

          ミャンマーにいる村上雄太郎です。 今回はミャンマーにある送金・決済サービスの比較をしていきたいと思います。 ミャンマーの送金や決済サービスは僕が認識しているだけでもだいたい10サービスほどあり意外と多いのですが、その中のどれかが飛び抜けて使いやすい!という印象は今のところありません。 そこで、今回は「OK$」「WAVE MONEY」「Topup payment」という街中でもよく見かける(多分認知度も高いと思われる)3つのサービスを比較してみたいと思います。 3サービス

          ミャンマーの送金・決済サービス比較

          じゃらんアプリのリデザインPart3(最終)

          みなさんこんにちは、ミャンマーでデザインを勉強中の村上雄太郎です。 11月から始めたじゃらんアプリのリデザインですが、後半は業務と卒論に追われアウトプットをだすペースが遅くなってしまいました、、、 期間もあいてしまったので、もう一度リデザインのポイント(ターゲット、ユースケース等)から振り返り、リデザインの解説、感想&反省を書いていきたいと思います。 リデザインのポイントまずリデザインしたサービスを一言で表すと「旅行先で訪れるスポットを決定できるサービス」です。 いき

          じゃらんアプリのリデザインPart3(最終)

          たまり場通話アプリ「Talkroom」はなぜこんなに気持ち良いのか?

          みなさんこんにちは、ミャンマーでデザインを勉強中の村上雄太郎です。 今回は、昨日「Talkroom」というサービスを初めて使ってみたところ、"使っていてちょー気持ち良い"と感じめちゃくちゃ素敵なサービスだと思いました。 なぜこんなに気持ち良いのか、、?を考えていたところ、最近読んだ「融けるデザイン」という本の視点から考えると納得できたのでそれを書いていきたいと思います。 Talkroomとは Talkroomは友人や恋人などとYouTubeを一緒に見ながらビデオ通話がで

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