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ただ、まるを描く。 ”わたし”が触れる、動く

音楽が音楽になる前、音楽はどこでまどろんでいるんでしょう。
・・・

自分の感覚とであって、動かしていくudの基本のワークに、
ただただ、丸を描く、というものがあります。

自分の中の音楽にであっていく最初の一歩です。

参加者さんがのこしていったまる。どのまるも綺麗。


幼い子が初めて筆記具を手にしたら、まず描くのがぐるぐる描き。
まるはその仕草の延長上にあります。

子どものいたずらがき

いわば、まるという動線はヒトの自然な仕草の軌道。

こどものぐるぐる。


そして、ワークショップに尋ねて来られる人と一緒に
なんどもなんども描いてきたまるですが、
いくらでも新しい気づきがあり、飽きることがありません。

まると一緒にこころも動き始めます。


これは動きの基本に慣れていくワークでもあるし、
クレヨンと、描き出される動線に心をのせていく最初の練習です。
気持ちも何かおちついてきます。

◯を描いてみませんか?


とりあえず、そのへんの紙と鉛筆なんかでいいんじゃないかな。手にとって、画用紙にマルをグルグルと描いてみませんか。
最初に中央に点を打っておくといいかもしれません。
べつに打ってなくてもかまいませんし・・・
ただ、描く時、肘や腕を画用紙に固定しないように。
つまり力を固定してきれいに描こうとしないように。
少し浮かす感じが描きやすいと思います。

リラックスして。最初はゆっくり。
一つ目でマルが凹んでいてもそのまま続けながら円をループで描き重ねていきます。
少し自由描ける感じになったら、少し早くしてもいいでしょう。
これが基本になります。

ホームページにもまるのワークのこと、書いていました。

まだ、「音楽を描く」という講座が始まったばかりで、てさぐりで感覚と音楽と人の体験とを手繰り寄せていた頃の記事ですが、基本、何も変わっていないのに、自分でも驚いています。まるを描く、ということを夢中ではじめたのはさらに前の話しで、あのころの衝動はいまも辿れるかと思うくらいで、今も息をして一緒に活動しているのだと思います。

この、クレヨンが動く感じ、動かす感じ。
この体感をもって、音楽への冒険をはじめるのが、音楽プロセス体験です。

興味が湧いてきた、という方におすすめしたいのが、下の実際のワークショップをイメージして作ったシュミレーション記事です。
動画がいろいろ入っていて、いっしょにやりながらutena drawingを体験してもらえます。まるのワークもやっています。


まるをころがすと螺旋に。


utena drawing
まるを描くワーク(感覚へのアプローチ)

メンバーシップ



愛媛の片田舎でがんばってます。いつかまた、東京やどこかの街でワークショップできる日のために、とっておきます。その日が楽しみです!