今日会社休みます。

仕事を休んだ。


朝起きた時、 ああ、今日は行けないな と思った。


目が覚めてから、というよりは、朝日が昇って(もう、朝なんだな)と自覚したくらいから手足に嫌な汗が滲んで、動悸がおさまらなかった。鬱だったり自律神経の病気って、なんかこういう感じで始まったような気もして、今日は休むぞと心を決めた。


休むと決めてからは、休む言い訳を考えた。一応相手も納得の出来る内容が良いだろうと思って、流行りの風邪症状なんかを調べたりもした。無事に休めたら本を読みにカフェに行こうとまで決めていた。

会社に電話をして上司の声を聞いたら、やっぱり手足の汗が更に滲んだ。それに何故だか涙が止まらなくなった。罪悪感とかでもなく、上司が特別怖かったり嫌な人間という訳でもない。ただただ、もう心がダメだったんだと思う。

ひとしきり泣きながら、髪の毛をセットした。LUSHのDIRTYのクリームを髪の毛に馴染ませて、くしゅっと。鬱っぽいので前髪は目にかかるようにわざと降ろした。そっちの方が今日の気分だったから、陰鬱でよく似合っている気がした。


お気に入りのスニーカーを履いて文庫を一冊手に持ってスタバへ。

自律神経がイかれている感じがしたので外の席で日差しを浴びながら読書をすることにした。太陽は優しい。冷たくなった手足を優しく温めてくれる。

太陽マジ感謝。感謝、顔射。

…あらいけない。最近ジョイマン高木の詩的なツイッターが気になっていて、あの韻を踏むネタが僕の頭に影響を及ぼしているんだ。きっと自律神経の何かだ。


僕は青白い顔をしたまま、柚木麻子の「奥様はクレイジーフルーツ」をきっちり読み終えて、noteで記事にまでしてスタバを出た。

仕事に行かないと決断して、自分で今日やりたいと思ったことをする。

これだけでとても充実感はあった。心の渇いた部分が少しずつ潤っていくのを感じた。ただ休むだけじゃダメだったと思う。自分に何が必要なのか、しっかり考えて動けたのが大きかった。


それでも手足の汗は治らなくて、一旦帰って昼寝をすることにした。

それも正解。大正解。


起きたら、別人のように身体が軽かった。逆にあんなに重たかった身体を引きずって仕事をしていた日々に狂気を感じた。身体が重たい時、自分が本来どこまで軽かったのかも忘れてしまうんだなあと知った。


明日から行けるかは、明日にならないと分からない。

でも、今日が最高だと思えたことを、書き残しておこうと思うんだ。だってまた、僕は忘れてしまうから。










書いた言葉がお金になるなんて、夢物語だと思っています。僕に夢を見せてください。もっと勘違いさせて、狂わせてください。