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大人は子供を私物化する

どうも、最近一人暮らしをしたくてたまらない、うつろです。

家から大学までの道のりは1時間半くらいと、決して遠いわけではありません。それでも僕が一人暮らしをしたいのには色々と理由があります。

1つは文字通り一人で自由に過ごせる時間を増やしたいから。家に自分以外誰もいないので、歌い放題、声真似し放題、独り言も言い放題。おそらくアパートでの暮らしになるでしょうからご近所づきあいには少し苦労するかもしれませんが、親に全部聞かれてひかれるよりはよっぽどマシです。

もう一つはタイトルにも関わる通り「なんとなく親の所有物として扱われている感」があるからです。友人との旅行で親が必ず宿泊先を聞いてくるのは、もちろん親権者としての責任あっての行動でしょう。でも大学生にもなってそんなこと気にされると、自分が親の持ち物として常に管理されているようなそんな感覚を、心のどこかで抱いてしまいます。

元々母親の腹の中から出てきた時点で僕は広義の「持ち物」なのかもしれない。でもこれから僕が独り立ちしていくにはやはり家族という枠組みから離れる必要があると思うわけです。

もう一つ厄介なことがあります。お金がかかることを理由に大学生の今一人暮らしを始めることは止められてるんですが、社会人になったら独り立ちするようにと公言されてるんです。
今から想像すると恐ろしいです。社会人1年目という環境が全て変わってただでさえ神経を擦り減らせる時期に、初めての一人暮らしを経験するんですから。そういう人は多少いるにしても、手際の悪い僕には一杯一杯で、何かしらおかしくなってしまうような気がします。

まあそんなわけで、一人暮らしをしたいわけです。

◇ ◆ ◇

「大人は子供を私物化する」というのは、何も所有することに限った話ではありません。自身の価値観を子供に植え付け (という言い方をすると聞こえが悪いですが)、その固定観念を形成するのが親です。そしてそれが、いわゆる幼少期の初めての「個性」を生むと、僕は思っています。

大学生になるとさまざまな地域出身の人と出会います。その中で僕が一番衝撃を受けたのが、関西、特に大阪出身の友人。普段は優しく人情も厚い漢なんですが、喧嘩して言い争いをしようものなら、平気で「○ね」「○すぞお前」と言ってしまう。きっと本人たちの間でお笑いになっているから問題ないんだろう、と思いつつ、若干心がキュッとなってしまいます。

おそらく小さい頃からそう言った語彙が世間に溢れていたんでしょう。そして家族もそれを使うことをよしとしていた、あるいは黙認していたのだと思います。
特に大阪なんてお笑いの街ですから、芸人さんがよく暴言を吐いてるイメージありますよね。

最近見たYouTubeの動画でも、似たようなことを考えました。

元King & Princeが2人になったことを粗品さんがゲーム配信で揶揄したところ、それがネットニュースになってしまい、それを読んだキンプリファンから大量の誹謗中傷を受けたという内容です。

粗品さんがうまいことお笑いにしているからかろうじて見ていられますが、僕の友人のそれとは持つ意味が全く違うように思います。

たとえ自分の推しを否定されたとしても、こんなことを言えてしまうってどうなんでしょうか…
親から汚らしい言動にかなりの制限をかけられていた自分としては、そういうことを平気で言える環境で育ったんじゃないかな、とか変な邪推をしてしまいますね。

(まあこれは発端の粗品も悪いですが。お笑いとはいえ言い過ぎてるのは確かです)


親が子に求めるものは自分の価値観だけではありません。
自分の思う、子の理想像を求めるものだと思います。

たとえばご夫妻愛煙家の方だったら子供にもタバコの味のわかる人間になってほしいと思うでしょうし、名前一つとっても、自分の名前に使われている漢字を継承したいと思ったり。ゲームの好きな友人が、女の子が2人生まれたら「ホムラ」と「ヒカリ」って名前をつけると言い出した時には軽く苦笑いしましたが、むしろ自然なことなのかもしれないですね。

目線入れると若干いかがわしくも見えるのはなんでなんでしょうね

ちなみに僕の親の求める理想は「大きな抱き枕」らしいです。
どうりでたまに抱きつかれるわけだ。


研究室の同期に「一人暮らししたいけど止められてる」と愚痴をこぼしたら、

「俺も猛反対されたけど、『将来の投資だと思って!』とか言って必死で説得して一人暮らし勝ち取ったで」
って言われてはっとしました。

僕には情熱が足りなかったようです。
将来の投資、か。いいなそれ、使えるな。
近々親に直談判をする可能性が非常に高いです。
来年初旬に決行予定。乞うご期待。

おわり。


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