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住む世界が違う

コアタイム中、眠くなってきたので気分転換にと中庭に出て着衣外気浴をしていると、同じく眠気を覚まそうとさっきまで机に突っ伏して爆睡していた先輩がやってきました。

先輩はこのnoteのことを初期の初期に明かした人で、今でも記事をちょくちょく読んでくださっているみたいです。そんな彼がこの記事を読んでいると仮定して少々媚を売っておくと、知識欲と社交性に長けた、人望の厚い人だと思います。

先輩は私立、僕は公立の中学高校ということで、流れでお金の話になりました。さてどんなものかと思っている私に、先輩が早速衝撃の一言。

「医者の息子とか普通にいるよ?」


県下1とはいえ郊外の公立高校に通う生徒に医者の息子なんてほとんどいるはずありません。事実僕はおそらく一度も医者の息子にあったことがありませんでした。ところが私立の高校にはそれがうじゃうじゃ (というとちょっと失礼ですが) いるらしいのです。地域が違うのは要因として考えられるにせよ、これだけでも十分強烈でした。
続いてさらに、トドメの一撃。

「大学の合格祝いに車買ってもらう人もいるらしい」


なんですかそれは。
「大学生に車を買ってあげるって聞こえたぜ?まさかと思うけど」って言っちゃいかけちゃいました。

うちはただでさえ車を傷つけないように、両親が率先して運転をするというのに。流石に自分の運転スキルが上がらないので土曜日は自分が運転するとルールを決めたはずなのに、この前も気づいたら母親が当たり前のように近くのイオンに連れて行ってくれました。

まさしく雲泥の差。しかも当てて擦ってしたら修理して、ダメになったら新しいのを買ってあげてと、まるでラジコンカーのような買いっぷりらしいです。恐ろしいな。


とまあこんなたわいのない話でしたが、やはり金持ちとボンビーの格の違いを見せつけられた感じがしたのは言うまでもありません。ちなみに先輩は車を買ってもらえるほどの大金持ちではないらしく、僕の家も休日に父が家計簿と睨めっこして唸っているとはいえ、それなりに貯金はあるみたいなので最底辺のボンビーではありません。

幸い高校でも大学でも、親の七光りみたいな人とは出会うことなく過ごしてきたけれど、これから社会に出てきた時に出会わないとも限りません。そう言うときはもう住んできた世界が違うのだから、と諦めることにしました。
高級車を買う人間に、家計簿を買う人間のことがわかるか、と。これはたいそうな皮肉ですね。機会があったらコスってやろうかな。

それからなんだかやる気も出てきました。「あの田舎の少年がここまで大きな存在になった!」って、それこそ漫画の「キングダム」みたいなサクセスストーリーによくありがちじゃないですか。それになってやろうかと。
ま、我が家が大した田舎ではないことは今は目をつぶるとしましょう。


お金持ちに生まれたらどんなだったかな。ピアノ教室とか通わせてもらっていたら、どうだったかな、楽しかったか、つらかったか。
そんなことを考えながら、夜も遅いので寝ます。
おやすみなさい。

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