例えば、日本国内の電車の中で目の前の椅子が空いたら座ったり、席を譲るなんて思いやりが死滅してしまいます。

あとはこの話が典型的なのですが

異世界健康食堂 ～アラサー栄養士のセカンドライフ～
https://comic.pixiv.net/works/5688

日本の社員食堂で働いていた主人公は日本の社員食堂ではやる気のない同僚を尻目に居心地の悪い思いをしていましたが

異世界では、人々が主人公が提供した料理を美味しそうに食べているという対立を表現しています。

これは、日本だと社員食堂で食事をとる人々や外食をした時に

料理を作ったり提供した料理人に「美味しかった」とか「ありがとう」といった正のフィードバックを行わない（行う心の余裕が無い）からDeath。

料理人のモチベーションが下がり、料理人が腐る訳です。

これはなぜ日本で社員食堂で食事をしている人や、電車内で席を譲る事が出来ないかというと

日本や先進国では人の心に余裕が無いからです。

なぜ心に余裕が無いかというと、余裕を持てる隙間が極端に無いからです。

なぜ先進国でこのような現象が起こってしまうのかと言うと

我々先進国に住む国民一人一人が

テクノロジーや企業の過剰な進歩によって他者に対する想像性を極端に失っているからです。

巡り巡って全部我々国民一人一人が悪いのです。

それは多くの人間が理解していない大問題なのですが、

生活保護を受けるとか、資産がアホほどある

といった状況でない限り、貴方が撒き散らした無意識の糞の始末を必ず誰かが始末していると言う事なのです。

それは、言い方を変えると、貴方は誰かが撒き散らした糞を、生活保護を受けるとか、資産がアホほど有る状態（圧倒的強者）でない限り始末させられていると言う事です。

言い方を変えると、先進国において、なぜ人々は精神的な余裕を持てないのかと言うと

因果応報だからDeath。

例えば

ネットで注文したら翌日に届く商品
24時間空いているコンビニ
過剰包装
過剰なおもてなし
誤ったお客様は神様思想

等数え上げたらきりが無いのですがこれらのサービスは当たり前のように存在しています。

これらのサービスを当たり前のように利用するがゆえに社会は心の余裕を失わせるのです。

例えば

24時間営業のスーパーやファミレスが果たしてこんなに必要でしょうか？

例えばヨーロッパだと、日曜は15時くらいにはスーパーを含めてお店は閉まってしまいます。

なので15時までに食料を買っておかないとその日の食にありつける事が出来ません。

これはとても不便ですが、その代わりそのスーパーで働く従業員は15時で仕事を終えられます。

日本だと土日だろうが定時の 18:00 ~ 23:00 まで仕事を切り上げる事が出来ません。

土日にゆっくりと休むことなんか出来ません。これだけで全国で土日も働く従業員全員の心の余裕を奪います。

それは、土日を15時で切り上げられるヨーロッパの従業員と比べて先進国の従業員は Max 8時間分の心の余裕を失います。

次に訴えればなんでも解決する社会

ちょっとでも梱包が傷ついていたら交換
ちょっとでも嫌な事があるとすぐにクレーム
トイレを綺麗に使わない
毎日決められた時刻に通勤しない人間に対するクレーム
ネットを使った決算処理やサービスを使わない人々
悪事を働く人間
すぐに怒鳴りつけたり、ヒエラルキー使ってハブにする嫉妬する人間

例えば何か気に入らない事があるとすぐにクレームをするおじさんやおばさん、それに若いお母さん方

これらが店舗でクレームをして店舗の店員や企業、メディアに対してケチをつけるとそのクレームに対応した人間の生活の質（quority of life )を著しく削ります。

これは、お金を払う消費者の立場にいる限り、神の如く扱いを受けたり、かぐや姫の如く無理難題、罵詈雑言を吐き捨てられますが

お金も貰う立場、生産者やサービス提供側、要するに働く立場になった時に

甘んじで奴隷のような扱いをされる事を受け入れなければならないのです。

この事に、殆どの先進国の国民が気付かないから、先進国においては国民一人一人の心の余裕が無くなり

その結果

上記漫画のように食事を味わう余裕や、食事を味わって、正のフィードバックをする余裕が無くなり、

先進国で食事を提供する人間のモチベーションが著しく下がるのです。

それは

要するにいちいち食事を味わって食っている余裕なんか無くなるのです。唯一手に入れた休憩の時間はスマホ弄って暇つぶししたいからです。

家で化粧する余裕なんか無くなり電車内で化粧し始めるのです。

電車内で相手に対する配慮をする余裕が無くなりちょっと肩がぶつかったらブツブツ独り言を窓に向かって大声で呟く迷惑おじさんが生まれるのです。

先進国において

貴方や社会が消費者やサービス利用者の立場から神の如く振る舞い、かぐや姫のような無理難題を社会に押し付けると言うことは

貴方や社会がサービス提供者、生産者の立場に立たされた時に、貴方や社会は奴隷のような扱いをしいられると言うことです。

その結果、社会全体から心の余裕が消え、満員電車に揺られギスギスした極めて生きにくい日本のような社会が生み出されるのです。

ではなぜそのような事が起こるのか？とどうすれば良いのか？の対策を説明します。

なぜそのような現象が先進国で発生するかと言うと