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意見を否定された時に傷つくのはなぜ?

「自分の意見が否定された時、すごく傷つきます。それって、メンタル弱いからですか?」

時々、私自身も感じたり、他の方から尋ねられることがあるこの質問。私なりの答えを考えてみました。


1.否定された時に傷つくのはメンタルが弱いから?


最近は、アンガーマネジメントをはじめとして、感情をコントロールするために、気持ちの浮き沈みの記録をする、気分転換をするをするなど、いろんな技法やテクニックが語られたりしています。

それらのテクニックもすご〜く役に立ちます。

が、

今回、私はあえて「否定された時に傷つくのをどうにかしたい!」という方に、こう言いたい!

「傷ついてOK〜!
脳みそがちゃんと働いてくれている証拠だよ。
メンタルが弱いではなく、人として当たり前の反応だよ〜」

2.否定されると傷つくのは、なぜ?〜脳の声を聞いてみた(usagiの私見)〜

意見が否定された時に、傷つくのは、

私達の脳が自分を守るために"傷ついた"という気持ちを生み出していると私は思います。

自分を守るために孤独に過剰反応した脳は、「もう、自分の意見言うのやめよー」と意見を引っ込めることで集団から追い出されるのを阻止しようとしたり、
反対に「何で私の意見きかないのー!」って怒りを相手にぶつけることで、相手をコントロールして側から離れないように仕向けるという行動をとらせようとするのです。

だから、自分の意見を否定されて傷つくのは、
すごく"人間らしい"ことなんですよね〜。

3.否定されて傷ついた時の対処法


脳の反応としての傷つきというのはわかった。
でも、傷つくのはつらいですよね。
じゃあ、どうすればいいんでしょうか?

私が考える方法は以下の3つの手順です。
①脳が「人間してくれているな」と認識し、傷ついていることを受け入れる。

「あ〜、私、今傷ついて、心がザワザワしてる」
「悲しい気持ちでいっぱいだな〜」
と、脳の自然な反応として、まずそのまま受け入れる。
「傷つく→メンタルが弱い」ではなく、「脳の自然な反応」として受け入れるだけでも、自分を責める気持ちがぐっと減るので、きっと心も楽になると思います。

②自分を守ろうとする脳に感謝を伝える
「ちゃんと働いてくれてありがとー!」
「守ろうとしてくれたんだね。感謝」など。
なるべく声に出して言ってみましょう。

"感謝する"という行動はストレスを和らげる物質オキシトシンを出してくれます。
そのため、孤独に反応している脳さんを癒す効果もあります。

*ストレス対処にホルモンがどんな役割をしてくれているか知りたい方は↓
「セロトニン復活 ストレス解消法 著:Jeg 」という本を読んでみるのも良き。

③相手は私ではなく、あくまで"意見"に対して言っていると分けて考えてみる。

意見を否定された時に、"傷ついた気持ち"になる原因のひとつに、
自分の意見=自分自身(自分の分身♡)となっている場合があります。

実はこうやってコミュニケーションのズレが生まれていきます。その結果、始めはお互いそういう気持ちじゃないのに、どんどん傷つくような感情的なやりとりになっていくんですよね。

自分に"意見"に対してコメントされたと、分けて考えるのも一つの方法。難しい時は、頭で考えるのではなく、書き出すのがおすすめです。

5.まとめ


・相手に意見を否定されて傷つくのは当たり前。それは、脳のシステムが正常に働いてくれている証拠。
・傷ついたら、まず傷ついたことを自覚し、受け入れる。その上で脳の働きに感謝する。
・自分の意見=私ではなく、あくまで意見は意見と分けて考えてみる。

是非、相手に意見を否定されて傷ついた時に、思い出して、自分を癒すために使っていただけると嬉しいです。

また、使ってみたよー!という方はコメントで感想いただけると嬉しいです。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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