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読めない本と飲めるコーヒー

わたしは、パニック障害になってからというもの、なぜか本が読めない。
じゃぁ、なぜこのnoteが書けるのかというと、横に書いてある文字はたどたどしくはあるけど、何とか読めるのだ。長い文は辛いけれど。
では、縦はというと、定規などを使って文字を上から下まで揃えてからようやく読めるのだけど、その間に文字が踊り出すというか浮き出すというか、バラバラになってしまって結局長続きしなくなる。声に出して読んでみると少しはいいのだけれど限界がある。雑誌でも、新聞でもそうだ。
不思議でたまらない。
初期の頃は横文字もダメで、絶望した。
きっとそのうち縦の文字も読めるようになると信じている。

コーヒーも飲めなくなった。
これはお薬のために、というか飲まないほうがいいのかな?と思ったからだ。が、最近近所に自家焙煎の喫茶店ができて、ダンナと行ってみた。
(一応、訪問看護師さんに尋ねたら一日2〜3杯ならかまいませんよ、とのことだったので)
病気になる前は、無類のコーヒー好きだった。

お店で、マンデリンと手作りマフィンを注文した。店の中にコーヒーの香りが広がる。毎日コーヒーを飲んでいたあの頃を思い出す。当時は安い豆だったけど、、、。

テーブルにやってきたマフィンとコーヒーはよく合っていてあっという間になくなってしまった。何年振りだっただろう、コーヒーを飲んだのは。

翌日にはエチオピア産のゲイシャを注文して満喫したのだった。

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