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どうせ痩せるから はじめに

 ……ダイエットに飽きた。
 一応補足すると「飽きた」というのはあくまでポジティブな意味でだ。ダイエットを始めてもう三ヶ月あまり経つが、特に大きなリバウンドもなく、ただただ10日~15日に1kg程度のペースで体重が落ちており、開始時に約86kgだった体重も約78kgになって、暫定目標だった70kgまで折り返し地点まで来た。
 まあ、痩せれば当然基礎代謝も落ちるわけで、ここまでと同じペースで減量できるわけはないのだが、それにしたってどうせ10日~15日に1kgが15日~20日に1kg、あるいは20日~25日に1kgになるだけの話で、どうせ痩せることに違いはない。
 ちなみに今もダイエットを続けているが、大してハードな毎日を送っているわけでもない。「ダイエットは懲役」という有名な言葉があるが、その伝で言うと今の気分はせいぜい保護観察ぐらいのものだ。定期的に保護観察官に面会する義務こそあるが、檻の中に閉じ込められるわけでもない。その程度の不自由さで順調に痩せられるなら御の字ではなかろうか?
 というわけで「どうせ痩せるから」という出オチのようなフレーズで円居挽の爆食リバウンド記録を期待した方は残念だが、これはダイエットの成功を既に確信し、そしてダイエットの成否に大した感動を抱けなくなってしまった私の単なる心情である。
 とはいえ、あんまり調子に乗っているとダイエットに失敗しかねないので、自分を戒めるためにもこうしてセルフ連載を始めることにした。ただし、基本的には「実際に円居挽はこうやって体重を減らした」というだけの内容なので、ガチのダイエッターの期待には応えられないと思う。
 ただ、自分のような決して意志の強くない人間が無理なくゆっくりと痩せていった過程についてはそれなりの需要がある気はしている。万人にそのまま適用することはできないにせよ、読んで何らかのヒントを掴める可能性はある。
 あと誰に頼まれて書くわけでもない連載だが一応有料にしておこうと思う。やらないといけない仕事に背を向けて無銭の文章を書けるほどの情熱は私にはない(「平素あれだけTwitterで書き散らかしているのに?」とか言うのは野暮だ)。
 本連載は以下の内容を予定している(構想だけあってまだ書いていない。空き時間にちょこちょこ執筆することになるだろう)。

・きっかけと動機
・環境(機器やアプリ)
・食生活
・運動
・仕事
・総括(ダイエットの極意と厭な真実)

※単品で200円、マガジンで一括購入なら700円。一括購入だと500円もお得だ。「安い! もう少しだけお金を払いたい!」という奇特な方はこの記事を200円で購入するといいと思う(この回のみ、無料公開分で全て読めるのだが)。

 ダイエットというものの性質上、トピック同士は密接に関わり合うが、記事そのものは独立させる(=単発でちゃんとオチをつける)つもりだ。なので、例えば「実際、何食べてダイエットしてるの?」と疑問に思ったら「食生活」を、「ダイエット中にちゃんと頭回るの?」と疑問に思ったら「仕事」を単品で購入するというのが良いかもしれない。
 それと、あくまで「円居挽はこうだった」という話なので購入後のクレームは受け付けないが「ダイエットのために買ったのに、自分と違いすぎて全然参考にならないじゃないか」と言われないために、パッと思いつく範囲で私のデータを載せておく。

・36歳男性。身長176cm、ダイエット開始時は約86kg
・持病なし(暴食癖はあるが、治療するレベルのものではない)
・一年前の健康診断で「尿酸値が基準をギリギリ超えている。あと内臓脂肪を減らせ」と言われた(裏を返すとその時点ではそれ以外は問題がなかった)
・独身一人暮らしで、自身の三食を決める裁量がある
・酒は好きだが、一人ではあまり飲まない
・ここ五年ほど月一万円のジム会費を払いっぱなしで利用していないぐらい、運動が面倒な人間

 最後に念を押しておくが、あなたにとって700円が血の出るような金だったらオススメはしない。これは「人生を変える情報にたった700円の金を出せない人間は愚か者だ」式の煽り文句ではないので、スルーして下さって大丈夫だ(その辺については総括で触れるが)。
 さて……このnoteの売上で払い続けのジム会費を少しでも取り戻せることを願う(早く解約しろ)。

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