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雑記

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🐯デビュー10周年🐯

🐯デビュー10周年🐯

10周年!デビュー作の『めざせ!東大お笑い学部』が発売されたのが、2014年5月15日。
なので、今日でデビューから、ちょうど10年が経ったことになる!
こんだけ長く続けてこられたの、我ながらおどろきである! ほんとに!

そもそも、僕はもともと児童書志望じゃなくて、大人向けのエンタメを書いていたのだ。
いや、大人向けを書いていたというのもまちがいで、根本的に『ジャンル』とか『対象読者層』とか、意

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ぐずぐず

ひきつづき最終巻の原稿を書いているのだが、なんとなく変な気持ちだ。
ここ数年、ヘトヘトになりながらフルマラソン走っている感じだったので、はやく最後まで走り抜けたいな! と思って書いてきた。
……なのだが、いざほんとうにゴールが近づいてくると、書き終えたいような、書き終えたくないような気持ちが湧いてきて、ちょっぴりぐずぐずしている。

原稿を書いてるときの心理変化は、あとから振り返ってみると育児のも

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自分を定義する言葉

子供のころ、「○○くん/さんってどんな子?」と自分のことを指して訊かれたときに、どんな子だと言いあらわされていただろうか。

僕の場合は、ほぼ100%、「頭がいいやつ」だった。
小学校低学年のころから、中学生まで。
クラスメイトも、先生も、親戚も、ほとんど例外なくそう言われた。

僕は、それが、あまり好きじゃなかったのだ。
「面白いやつ」って言われる子が、うらやましかった。
だって、「頭がいいやつ

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40に思う

10代の頃、よく、「40歳まで生きられたら、とりあえず満足かな」と思っていた。

10代の人間にとって、90歳とか100歳まで人生が続くことって、リアルに想像できない。
50メートル走とか100メートル走でヒィヒィ言ってるところに、「人生とはフルマラソンなんだよーん」って言われても、んなもんやってられるか! としか思わないだろう。

フルマラソンとか、絶対に走りたくない。しんどい。
じゃあ、どの地

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ドアチャイムは歌う

ドアチャイムは歌う

玄関のドアチャイムって、結構、人の感情を伝えるものだと思っている。
来客はみんなドアチャイムを指で押すわけだが、その押し方に、その人のそのときの、心理状態が出るというか。

経験上、ドアチャイムを連続して鳴らす人と、ドアチャイムを鳴らしたあとにすぐに手でノックをする人は、99%セールスだ。
ヤマトや佐川の配達の人は、これをしない。

どうしてなんだろう? と思っていたんだが、これはたぶん、
「自分

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キスは文化か!?本能か!?

ふと、「可愛いものにキスをしたいと思う気持ちって、文化なのか? 本能なのか?」と疑問に思った。
僕は若いころ、キスは文化だと思っていた。

僕のファーストキスの記憶は、まだ恐竜が生きていたころ、四半世紀近く前、高校生のころのことである。
当時遠距離でつきあっていた人と、二度目に会ったときにやってみた。

そのときの僕の感想は、こうです。

「ごっこ遊びっぽいな!!」

……ロマンのかけらもありませ

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今後の課題とさせていただきます

「今後の課題とさせていただきます」って言葉に、なんだかもんにょりしてしまうたちだ。

僕がこの言い回しを覚えたのは、大学の研究室でのことだった。
卒業研究で詰まってしまい、困っていたときに、先輩から教わった。

先輩:
針とらくん、研究でできていないことがあっても、べつに頑張って解決しようとしなくていいよ。そのままでいいんだよ。

僕:
そうなんですか?

先輩:
うん。
でも教授への発表会のとき

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男と女と会計と

女性と食事したときの会計のやりとりって、柔道の乱取りに近いと思う。

僕もいい大人なので、女の人と食事したときなんかは、「ここは俺が…!」とかやることが多い。

まだ若き10代や20代の前半のころなんかは、「こういうのは男女で平等にした方がいいんじゃないか」とか、「わざわざ奢るなんて、なんか見栄っぽくてやだ!」とか、いろいろ思うことが多かった。
でも30代になると、もうね、そういうことで討論できる

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人生でやりたいことリスト100

「何をしたいか」と「何をすべきか」についてたまに考える。

組織に属していたときは考えなかった。
「何をしたいか」なんて、組織においては重要じゃない。
「何をすべきか」が自動で降ってくるからだ。
何をすべきかをこなしていくのは、(組織の向いている方向が自分とあまりズレていない限りにおいて)それはそれで面白く、醍醐味のあることだと思う。
ただし組織と自分の方向性がズレはじめると、とたんに行き詰まり、

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