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霊感ってなに?

怪談話が大好き。
YouTubeでその手の動画を見まくり楽しませてもらっている。

近年はジャンルも多岐に渡り、話芸としての怪談や、
実体験やそれを取材した実話怪談といわれるもの、
都市伝説、
心霊スポットで心霊現象をカメラに収めようとするもの、
そういう動画や現象や体験を考察するものetc…

そんな中、幽霊が見えると言われている人たちが、
幽霊や霊感について語っている動画もたくさんある。

懐疑的な人や否定的な人ももちろんいらっしゃるでしょうが、
私はどちらかといえば肯定的なほうかな。

 「この世界は、暑いがあれば寒いがある、
  明るいがあれば暗いがある、
  みたいに相反する相対のものがあって成り立っている。
  だから、見える世界があるんだから、見えない世界もあるんだ」

とテレビで誰かが話していたのを見て、
幼いながら妙に納得してしまったのが始まり。

霊能力者とか、いわゆる“視える、感じる”と言う人が話すことに、
共通している事もあるが、食い違ったり、逆の場合もある。

同じ心霊写真見て、全く違う見解だったり。
なので疑問が出てくる。

「霊感ってなに?」

いくつかの辞典・辞書にあることを私なりに要約すると

① 神・仏などからあたえられる啓示
② 神・仏などとの感応感応状態の感覚
③ なにかを直感的に認知される状態
④ 理屈抜きに得られた、発想、ひらめき

というほどだろうか。

見てわかる通り、物質的な現象なのではなく、
どう感じているか感覚のことだ。

「あ!いいこと思いついちゃった。」という
ひらめきも霊感に入るのならば
全人類に霊感があるといえる。

話が広がりすぎるので
ここではいわゆる霊的なものを知覚する感覚のことにしぼる。

視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚、これが五感といわれる感覚。
これは外部からの刺激を感じる器官が体にあり、その受けた刺激を
脳に伝えている。

五感以外にも痛覚などさまざまな感覚があるが、
仕組みがよくわかっていない感覚もおおくあるらしい。

霊的なものを知覚する感覚を、第六感、シックスセンスと
よぶこともあるが、解剖学的にはその感覚を受容する
感覚器官はみつかっていない。

見つかっていないから存在しないとは言い切れないが、
それ以外の可能性として
共感覚的な作用がはたらいて知覚している可能性が
あるのではないか。

数字を見るとそこに色が見えたり、
音を聞くとその音に匂いを感じたり、
そのような感覚を持つ人がいる。

これは、脳内の刺激を受容する部分が、
本来それぞれ独立しているはずなのに、
一部分でつながっているために起こるとされているそうだ。

乳幼児期にはこの境界が脳内でまだ曖昧であり、
成長に従って独立するらしい。

霊的なエネルギーを知覚するのに、
共感覚的な五感の相互作用があるとすれば、
独立した感覚器官をさがしても発見されないはず。

乳幼児期を経て本来独立するはずの各感覚が、
どこかで繋がったままの人が
いわゆる、視える・感じる、人になっているのではないか。

霊感は遺伝するともいわれていて、
祖父母や両親のいずれかから、子供へ
またその孫へと。

共感覚的なものが霊的なものの知覚に必要ならば、
身体的特徴が受け継がれるごとく
親族に遺伝することも考えられると思う。

また、後天的にでも
いわゆる宗教的な修行や、あるいはふとしたきっかけで
(見えてしまった体験など)から脳への刺激により、
共感覚的なつながりが芽生えることもありうるのではないか。

最近では、視覚的に視える、だけでなく
匂いを感じるや、音が聞こえる、
または、何か嫌な感じがする、など
さまざまな感覚で霊的なものを感じる人がいる。

このような共感覚的なものが
霊感の正体なのではなかろうか。

こういった感覚が土台にあって
霊的なものを退ける能力や
コンタクトできる能力、霊能力といわれるものが
あるのではなかろうか。

また、感覚の話であるから
感じ方はひとそれぞれで
一概に見解が違うから、

この人はまちがっていて
インチキだとか、詐欺だと
決めつけることもできないし
しても意味はない。

だから、見解がバラバラなのだろうと
勝手に結論をだして自分を納得させるとしよう。



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