某日、家の鍵を失くしてしまった｡玄関前でオタオタしながら上着のポケット、鞄の中を見ても無い…結局、インターホン鳴らして家人に無事入れてもらった。その後落ち着いてまた鞄もポケットも探したけど無い。どこにも無い。これは本気でヤバいぞ、とじわじわイヤ～な実感がわいてくる。おそらく職場の休憩所かも？と一縷の希望を抱き、その日は眠る。次の日、念のため道端に落としたかも？と自分の軌跡をたどって歩いてもそれらしき物は落ちてない。そらそんな簡単にはいかないか。結局職場でも鍵は落ちておらず、夫からの「無かったら家の鍵をかえるど」というカジュアルな脅しが頭をよぎり、凹む。
仕事中何をしていても「それにしても私は鍵を失くしたダメ人間…」と地味～にまとわりつくダメージ。鍵を失くすなんて小学生以来で、大人になってからは経験が無かったので自分が情けなかった。
そして帰り、ダメ元で最寄りの駅で問い合わせる。ここが駄目なら交番に行くつもり。
私「あの～、鍵の落とし物とか無かったですか？(絶対ないよな…)」
駅員さん「ちょっとまって下さいね～(見えてないけどPCか何かで調べてくれている模様)…何か特徴ありますか？」
私「ア、アイアンマンのキーホルダー付けてて…(何か照れる)」
駅員さん「すいません、アイアンマンがわたくし分からないのですが黄色と赤が混ざったものですよね？」
私「それです！！！」
駅員さん「○○駅(職場の最寄り駅！)で○時○分に(まさしく降りた時間帯！)届けがあったようです」
私「エ…エ…(ちいかわ風)」(嬉しさと安堵でアワアワしてしまった…)
→んで引き換えに必要な書類を貰い、心のなかでスキップして帰った。
ほんっっっとうに拾ってくださった方！！この場を借りて言わせて欲しい、ありがとうございました。感謝してもしきれません。マジでどなたか分かれば菓子折り持ってご挨拶に伺いたいくらいだった。多分鞄から定期券か何かを出し入れした際に落としたのか、今となっては分からないが自業自得な行為の末路を救ってくださる優しい方がいるのかと思うと、本当にこれからちゃんとしなきゃな&自分も何か見つけた時は然るべき場所に届けよう、と思った。
後日、無事にゲットしてお久しぶりなラバーのアイアンマン、そそっかしすぎる私でごめんよと思いながら手元に戻った真ん中が赤くなった、紛れもない私のアイアンマンを小さいポーチに仕舞ってドアを開けて家に入った。
そして思ったのがキーホルダー問題。実は何を隠そう、アイアンマンキーカバーにしてから落とすの2回目やねん…(どうしようもないね)

1回目は落とした場所の目処が思い当たったので、すぐに見付かったのだがこれは少し由々しき問題。(いやその前に大事にしろよな…ライフラインなんだから)
もう二度と落とさないようにするには鍵の主張をもうちょっと激しめにすると良いのでは？短絡的な考えではあるが手っ取り早い。そうと決まれば勝手にキーホルダーオーディション開始である。
キーホルダー、というアイテム自体が好きで色々カスタムしては放置、というキーホルダーの存在意義を飼い殺ししていたがここらでやっと出番よあんた達！

恐竜とレジンで作ったキャンディー仕様。ベースのリングは何年か前にDAISOで買ったもの。もともとハートとビーズは付いていた。
オレンジとブルーの配色が気に入っている。

ピンクパンサーのホテルキーホルダーがインパクト大！鞄の中でも迷子にならずにすみそう。持ってるだけでテンションが上がる可愛さだけど、弱冠じゃらじゃらし過ぎか？

公式の推しグッズ(タコスキーホルダー)と、推しの頭文字の「中」、ハンドメイドのダークチェリーキャンディーに推しがよく着るタンクトップを召した本当は映画「ダイ・ハード」のベアブリックちゃん、とにかく推しにコミットしたモチーフを集めたもの。これが携帯してて一番自分の気分が上がるものなのでは？と思ったけどそれこそどれか一つでも失くす可能性を考えると、さあ付けるぞとなりにくい……。
そして結局アイアンマンのままだという、振り出しに戻る。もしここまで読んでくださる稀有な方がおられるなら謝りたい、おそらく下半期で一番時間を無駄にしましたよね？申し訳ない。でもこれを記している私が一番時間を無駄にしているというパラドクシカルな状態。鍵！大事！皆様も気を付けなはれや。

某日、前職の先輩にお誘いいただき、マルエフが飲めるイベントに参戦してきました！ビール大好きなのでその日は朝からソワソワソワソワ、シフトは丸一日出ずっぱりな憂鬱な曜日だけど、仕事終わりにビール！というモチベーションがあるだけでうっすらご機嫌でいられるゲンキンな私……なんやかや終わらして絶妙なタイミングで合流成功、念願の生！！ビール！！お疲れ様です！

デフォルトのマルエフと、つまみに肉豆腐頂きました。仕事終わり、乾きも充分にしあがったこのノドに流し込むビールの美味さよ…格別だね……。この状態の身体で浴びることでしか出会えない味、これはやみつく。するする入る金色のガソリン…ご馳走さまです！またこんなイベントやって欲しい！
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某日、映画「マーベルズ」へ。ディズニーチャンネルに加入していないため、マーベル関連のドラマは全く観ておらず、最近は堂々とマーベル好きと公言できない感じ。(ハッ…！冒頭のアイアンマンは伏線か)いい加減加入してロキとワンダのドラマは観たいなと思ってはいるが腰が重い。そんなものぐさな私でもこの作品は観てて楽しかったです。「推し」がいる世界って良いよな、萌えモンスターが出てくるってそれだけで何割か好きが増えてしまうよな、と小難しいあれやこれやを取っ払って置いておいて、とにかくリラックスして鑑賞できた。ヒーロー3人がチームワークを鍛えるシーンでビースティ・ボーイズが流れていたのもツボ。

日常にささやかなスパイスがあるのは良いことだが、こんな風に何かを失くしたりするのは避けたい。それはスパイスじゃなくて完全に毒だもの。しかも身から出た錆だから余計にな～