パンとNのある生活

パン: 毎日好きなものと、そうじゃないものの狭間を行き来している。 好きなものは映画…

パンとNのある生活

パン: 毎日好きなものと、そうじゃないものの狭間を行き来している。 好きなものは映画、NCT127、音楽、滋賀、ビール、猫、好きな人との食事、休みの前日

最近の記事

ゴーストワールド・ワールド

今月は推しのコンサート行ったり、去年生まれて初めてクラウドファンディングに参加した扇町キネマさんへやっと映画を観に行けたり、相変わらずゆるーくだけど自分の好きなことしかしていない(素敵やん?)。 扇町で観たのは「ゴーストワールド」。前からむちゃくちゃ観たかった作品。 開始一秒でもうダメ、好きすぎるーーー!!の目盛りが上がりっぱなしでラストまで下がることなくそのまま。 モラトリアム上等、マスカルチャーなんて大嫌い!なイーニドが危なっかしく、でも私からすると彼女の全てが「無敵」で

    • ざまあみろ、と歩く

      遅番の帰り道、フィッシュマンズを聴きながら歩くのが好きだ。しかも、いま雨が降っている。こんな日はフィッシュマンズが最高だ。 そんで敢えて傘を頭の後ろらへんに傾けてさす。霧雨がミストのようにふわりと自分にかかる。街灯に照らされて、ストールやコートの裾が細かい粒子に濡れてキラキラしてる。 私はもう大人だし、一人きりなので、こんなふざけた傘の指方をして歩いていても誰にも責められない。ざまあみろ。 自然とわいて出た言葉は過去への復讐だ。理不尽な言葉をかけられた彼と、かけた人と、その

      • No.9 わたしゃいつでも行方不明だよ(11月下旬振り返り)

        下旬の幕開けに観た映画は北野武監督の「首」。Xでも呟いたけど、とにかく桐谷健太さん演じる服部半蔵の美しさに打ちのめされておりました……。和装似合いすぎでしょ!小林薫さん率いる、チーム・家康推しでした。公開前はとにかく加瀬亮ノブナガが楽しみで楽しみでどうにかなりそうだったのに、人って分からないもんですね~~~~(水野晴郎風) かつて加瀬さんが好きすぎて「それでも僕はやってない」は主役だしめちゃくちゃ話題になった作品なのにどーーーしても内容が引っ掛かり、推しがそんな目にあうなん

        • No.8 キーホルダーオーディション(11月中旬振り返り)

          某日、家の鍵を失くしてしまった。玄関前でオタオタしながら上着のポケット、鞄の中を見ても無い…結局、インターホン鳴らして家人に無事入れてもらった。その後落ち着いてまた鞄もポケットも探したけど無い。どこにも無い。これは本気でヤバいぞ、とじわじわイヤ~な実感がわいてくる。おそらく職場の休憩所かも?と一縷の希望を抱き、その日は眠る。次の日、念のため道端に落としたかも?と自分の軌跡をたどって歩いてもそれらしき物は落ちてない。そらそんな簡単にはいかないか。結局職場でも鍵は落ちておらず、夫

        ゴーストワールド・ワールド

          No.7 混沌と冷静の11月(上旬を簡単に振り返り)

          下画像、11月の目標内容がアラフォーとして終わってんな、ってことは重々承知の上で自ら晒していくスタイル 推してるグループが来年ドームツアー決定、チケット代置いとかな&シーズン・グリーティングの予約せな&もうそろそろくるのか、こないのかどっちなんだいリパケ!!!! (謎のカタカナ単語多すぎと思う方はお手数ですがググってほしい) に備えないとあかんのです、金銭的な意味での限界オタクなんで。そのためには削れるとこ削りたい→日々ふらふらスーパーや100均など寄ってはお菓子買っちゃう

          No.7 混沌と冷静の11月(上旬を簡単に振り返り)

          No.6 双生児譚

          フェテェシズムと言うには耽美過ぎ、オタクと言うには重過ぎる、この種の「嗜好」をなんとよべば良いのか分からない距離感でもって、「双子」モチーフが好きです。 きっかけは幼い頃に観たディズニーのアニメ、ふしぎの国のアリスに出てくるツインズ、ディー&ダムだったような? うさぎを追うアリスを半ば強引に止め、自分達の話をむりやり聞かせるストロング・スタイルと、その話の内容のえげつなさ!まだ子供だった私の心に充分すぎるインパクトを残しながらそれ以上の何か説明できないポップさの裏に潜むギリギ

          No.5 あーみん発作におそわれた午後

          真夏の買い物はつらい。酷暑の中、ふらふらと100均のお店やドラッグストアを梯子し、その都度日傘をさしてはたたみ、たたんではさし、暑いところと涼しいところをたらい回した身体の温度はもちろんバグる。それに比例して頭もバグる。 そして最終向かう本丸、スーパーマーケット。そんな体で今晩の献立を考えながら大量に並べられたお野菜やらお肉お魚などと対峙するのは正直キツい。極彩色のお野菜を見ては目がチカチカし、肉のグラム数を見てもそう。このグラムなら○人分で……とか本当にシンプルに面倒くさい

          No.5 あーみん発作におそわれた午後

          No.4 彼女が相思相愛を目指したもの

          (※以下、映画「別れる決心」のネタバレ含みます!) パク・チャヌクの「別れる決心」を観た。ちゃんと映画館で。残酷さと紙一重に連なるフェティッシュな場面の畳み掛けで、私の脳ミソがうわんうわん震えた。今でも山頂や霧のなか、勾配な町並み、食事のシーンなどを思い出そうとすると脳ミソのどこかが落ち着きなく小刻みに震える。 とりとめのない感想になるけど、吐き出さないと震えも止まりそうもない。 極私的主観でモノを申すと、これはソン・ソレが自分の目指す世界(=幸せ?)を創造しようとして頑張

          No.4 彼女が相思相愛を目指したもの

          No.3 君は誰かに弱いと言われたことはあるか その2

          前回の記事はこちら↓ 虎の威を借る狐ならぬ、名作の威を借るパンです。冴えない日常でも、推し映画や推しキャラを上半身に纏うことで少しでも生活を楽しく生きてやる!という自己満足もええとこな散文甚だしいnoteでしたが、まだまだ前回だけのメンツじゃ弱い私を支えるには足りないということで、今回も前回同様、羅列させて下さい。 ADAM ET ROPE 「coffee&cigarette」Tシャツ オフビートなユーモアが淡々と続くジム・ジャームッシュの名作。大好きなブシェミたんがセン

          No.3 君は誰かに弱いと言われたことはあるか その2

          No.2 君は誰かに弱いと言われたことはあるか

          皆様は誰かに「弱い」と言われたことはありますか?冒頭から不躾な質問ですいません。 私はあります。直接ではなく人づて?というか、ニュアンスが難しいのですがあるんだなコレが。(またこれは別の機会に話したいけど超暗い、どうしようもない個人的な闇トークになるので延期!っていうか中止!) この場合の「弱い」の意味するところは物理的な強弱の話ではなく、精神的なソレを指します。そら物理的に弱いのは自他共に認めます、屈強さとは疎遠歴イコール年齢な人生で今まで気力だけで生きてきたぜ!という自覚

          No.2 君は誰かに弱いと言われたことはあるか

          No.1自己紹介など

          はじめまして、パンと申します。 ずーっとアカウントは作成したものの読む専になってしまい早一年…重い、腰が重すぎる…これでは勿体無いと思い、取り敢えず自己紹介から始めよう、となんとなくしたためております。 名前の由来であるパンは山羊座のモトネタ、パニックという言葉の語源にもなった(諸説あります)ギリシャ神話の牧神パンから拝借しました。 上半身は山羊なのに下半身は魚の尾ひれがついた山羊座のイラストが前から不思議で惹かれていて、調べてみると神々が酒盛りをしていたら怪物デュポンか現

          No.1自己紹介など