見出し画像

"まだ走れる"可能性を残したフルマラソン

3月も終わるころ
地元開催のフルマラソン大会に出場してきた。

私の地元は、47都道府県中
唯一フルマラソンの大会がない県
(あとイオンもない)ということもあり
記念すべき第一回目は
なんとしても出たい気持ちがあった。

ただ、フルはこれまで何度か経験してきたけど
一番最後に走った静岡マラソンから
5年くらい経とうとしていたので
久しぶりも久しぶり。

加えて3年くらいランニングをサボってたので
そもそも走り切れるんか?という疑念もあるなか
昨年の11月頃から練習を開始。

最初の方は、1キロ5分ペースで5キロ走るのがやっとで
さすがにこのときは、ショックだった。

あまりにショックすぎて
きっと体のどこかがおかしいんだと思って
血液検査したら、いたって健康的な数値を叩き出してめっちゃ恥ずかしかったわ。

現役の頃はもちろん、休職する前でさえ
なんてことなかったペースが鬼きつい。
著しい体力低下に絶望である。

そこから多少の危機感を持ち
大会1ヶ月前に30キロ走れる体力はついたが
どうにか走り切れたって感じだったので
残り12キロを走れる自信は…なかった。

ただ、本番になったらアドレナリン出まくって なんとかなるっしょっと割と楽観的でいたし
"苦しくなったら気合いで乗り切れ"と
自分に喝を入れて本番を迎えた。


さて、今回の大会に向けて
目標としていたタイムは、3時間15分。

理由は特にないけど
キリのいい数字だからっていうのと
それくらいで走れてほしいなという期待を込めて設定した。

イメージが掴みにくいかもしれないけど
だいたい1キロを4分34秒ペースで
42回続けて走れたら達成できるタイム。

1キロだけなら大丈夫だけど
42回繰り返すってのがしんどいんよなぁ。

まぁ、仮にダメだったとしても
3時間30分以内で走れたら御の字かなと思ってた。

それで、本番はどうやったん?ということですがうん、無事達成できた。

いや、ほんとよかったよ。

正式記録は、3時間14分26秒。

我ながら、ほぼ目標通りの走りに満足。

地元開催の大会で
納得いく走りができて良かったと思う。

欲を言えば、後半に備えて体力を温存するようなクレバーな走りができれば良かったんだけど
"いけるとこまで突っ走る"が
私のレーススタイルなのでそういう走りをするつもりは毛頭なかった。

なので案の定、30キロ以降に
みるみるタイムが落ちていったし
35キロからは虚ろな目をしながら
何度止まろうかと思い、走っていたけど
不思議とそこまで長くは感じなかった。

それは地元だったからというのもあるかもしれないし
途切れることのなかった沿道の人たちの応援があったおかげかもしれない。

また、今回のフルマラソンを通して
思ったより走れたという実感があったので
"ひょっとしてまだまだいける?"という希望を感じられたのも良かった。

半ば諦めていたことだけど
まだ達成したことがない
サブ3(3時間切り)を目指して頑張りたいと思えた。

サブ3はマラソン人口でみると
男子は上位3%(女性は上位0.5%程)らしく
調べてみたら、どうやらハーバードに合格するよりも難易度が高いらしい。(ほんとかよ)

まぁでも、挑戦する価値は十分にあるよね。

今回は、フルを走り切る体力をつけるための練習をメインにしていたが
今後は、そこからもう少し練習量を増やしつつ スピード練習も出来てくるようになれば
目標達成に近づけるかなって思う。

そのあたりを踏まえて、早ければ今年の12月
遅くともまた来年、この大会で挑戦したい。

はじめは、今回のフルが終わったらまたしばらく
ランニングは中止かなぁと考えていたが
なんだかんだ走ることを継続することで
抑うつな気分も減っていたように思うし
何より、陸上に打ち込んでいた時の情熱が
再び湧き上がってきたのでその火を絶やさず
前に突き進んでいきたいなと思った。

それじゃあ、今週はこんな感じで。


またね。






この記事が参加している募集

振り返りnote

ランニング記録

読んでくださる方にくすっとなるお話やへぇ、そうなんだとなるような内容をお届けしたいなと思っています!