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観てみた話~ベイマックス~


はじめに


今日はベイマックスについてお話しします。

謎の事故で最愛の兄タダシを失った天才少年ヒロ。深く傷ついた彼の心を救ったのは、人々の心と体を守るために兄が開発したケア・ロボットのベイマックスだった。兄の死の真相をつかもうとする二人だったが、彼らの前に未知なる強大な敵が立ちはだかる。ケア・ロボットとして人を傷つけることを禁じられているベイマックスに、大切なヒロを守り切ることはできるのだろうか?そして、兄がベイマックスに託した、驚くべき“使命”とは…?



いつもと全く系統が異なりますが成長だと思って見守って居てください。

※ネタバレを含みます※

私は幼少期や思春期にディズニー作品に触れてきませんでした。
しかし、周りの人は何かしらのディズニー作品に触れており、最早教養のようにも感じられます。
これまでディズニーランドもアトラクションをなんとなく楽しんでいるような感覚でした。
先日ディズニーランドに言ったのですが、「これを機にもっと作品について知りたいなと思うようになりました。」
そのため、今日はベイマックスを見てみました!



意外と戦隊ものだった


まず、ハートフルファミリー作品かと思っていたのですが全然違っていました。
どちらかというと戦隊もので、それぞれの登場人物が得意とする分野の特化した武器を自分たちで作ったり、ベイマックスに新しいシステムをプログラムしたり、とやりたい放題です。
しかし、主人公やその友人たちはサイエンス好きなので、理系だとニコニコしてしまう部分も多いのではないでしょうか

また、科学を利用し、科学と共に生きる人間への警告も感じました。
時空移動システムを開発する中で偉い人を招いて、研究成果を見せる場面がありました。
その時に、代表は機械が示したエラーを見ないふりしたのです。
それによって、試験者時空の中に閉じ込められて消えてし舞いました。
サイエンスを扱う者として、変化を見逃さず、結果に忠実で誠実な心を忘れないことは重要だとも考えさせられました。
子ども向けとはいえ、流石です。

日本らしさとは


この作品の舞台は日本だと言われています。
確かに主人公の名前はひろ、兄はただし、です。
街並みも日本に寄せているようですが、何だか不思議な街並みでした。
なぜそう感じたのか自分でもよくわかっていませんが、黄色い車や、屋台のようなバス、桜が咲いている横に西洋風な大きな建物がミスマッチだと感じるのかもしれません。

フォルムがかわいい


ベイマックスの声のトーンや動き、これらに人が親しみやすいように設計されていることがよくわかります。
短い手足、ぽわんぽわんの身体、オフホワイトの清潔感、全部完璧。
この作品を見れば、ほしいなと思うはずです。
しかも、物理的な傷だけではなく、心の変化も察知し、抱きしめてくれようとします。
羨ましい私の家にも一台欲しい…!!!!!

泣いてもいいんですよ


主人公のひろが転んで起き上がるのをベイマックスが手助けするシーンでは、きっとそんなに深い意味はなかったはずなのに、私が泣いてしましました。
ずっと誰かに言ってほしかった言葉をサラッとベイマックスが言ってくれたからです。

『泣いてもいいんですよ。痛みに対する自然な反応です。』

私が本当につらくて、苦しくて、自分が嫌になって、すべてを投げ出そうと考えている時期、私は何をしても泣いていました。
電車に乗っては泣き、パソコンを見ながら泣き、屋上から空を見て泣き、歩いているときに泣き、寝る前に泣き、起床しても泣いていました。
泣くことは脳からの信号だと言いますが、当時の私は何の信号だったのかわからなかったのです。
「やすめ」といわれても、その休み方がわからなくでまた悩んでしまっていました。

そんな時に、泣くことを真正面から認めてくれる存在がいてくれたら、どんなに幸せだったでしょうか。

さいごに


ベイマックスともっと友だちになりたくなる作品でした。
見たことがない人は是非!

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