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苦しみからの脱出


何故あなたは
とどまることを許さないのだろう

何故傷ついた心を
こじ開けようとするのだろう

この暗然たる空間が
地底から染み出すようなこの唄が
私には心地よいのに

あなたは何度もやって来て
明るい場所に出ようと笑いかける

何故
あなたは私を見ないのだろう



過去の殴り書きが
今でも机の奥の方に沢山眠っています。

たまに見つけると懐かしくなり
手にとってずっと眺めたりして…

これもその一つ

専門家という傘の下で
傲慢になっていくあなたという私。
解り会えない境界線を
必死に守ろうとする私というあなた。

そんな葛藤の日々だったのかもしれません。


今ならほんの少しだけ解ります

その重い扉を開けることが出来るのは


私という自我だけ…


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