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週末の夜は映画をお供に『Wonder 君は太陽』

週末の夜は早めに家事を済ませてソファに腰掛ける。
サブスクの海からみたい映画かドラマを探り当てるこの時間が好きだ。
部屋の明かりを暗く,さながら映画館のようにしてみるのがお気に入り。

今回選んだのはこれ。

『Wonder 君は太陽』 2018年6月公開。

私がこの映画のタイトルと同じ名前の曲が好きだと話したときにおすすめしてもらった映画。多分自力で出会うことはなかったと思うので,いいきっかけをもらった。

こういう何かしらの『特別』な主人公って美化されがちだけど,この映画はそうではなかった。特別な部分があるけど,そうじゃないところに光が当たっている感じがとても好印象だなと思う。

そして彼の周りにいる人物にもそれぞれドラマがあって,それらが絡まり合いながら物語が進んでいく。一つの視点からだけでは分からないこともあるけれど,そうじゃないからこそ登場人物一人一人のことが好きになった。

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誰もが表に見えるものだけが全てではなくて,むしろ見えないところにこそその人の大事な部分が隠れていると思う。言葉にしたことよりもしなかった(できなかった)ことに意味があるように,目に見えるものなんて氷山のほんの一角に過ぎない。

だからこそ相手を知ろうとするならば,しっかり相手を見て,感じて,想像してという段階が必要なんだろう。見えるものと見えないもの,その両方がその人である,ということを忘れないようにしたいなと思った。

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見終わったあと,穏やかで温かな気持ちになる映画は久しぶりだったかもしれない。普段はぐるぐるといつまでも反芻がとまらない映画を選びがちだが,こうやって勧められたものをみるのも新鮮で面白かった。

自分の中に新しい引き出しができたような感覚だ。
元々食わず嫌いで,新しいものを取り入れるのに抵抗を感じてしまうこともあったが,最近は素直に一度食べてみるかと思える場面が増えたなと思う。

多分前は自分と他人の境界線が曖昧だったので,他人の好きなものに影響されていくのが怖かった。でも今は,それはそれ,これはこれと線引きができているので,いいなと思うものが新しく増えていくことに前ほど恐怖心がない。

ということで,もしおすすめの映画があったらぜひ教えてください。
コメントでも質問箱でもいつでもお待ちしています。


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